前回は、格言から推測される、チャンスの女神の生態を分析しました。
下手なイラストのせいもあってか、正直アクセスが落ち込みました(笑
これは、序盤にして当ブログの黒歴史確定かな?
今回は、格言とまじめに向き合いたいと思います。
一般的な、「前髪しかない」の解釈
「チャンスの女神には、前髪しかない」という格言があります。前回のエントリでは、幸運の女神様を散々茶化していましたが、冒頭でこうも言いました。
こんなに説得力がありながら、ツッコミどころに溢れた格言もないでしょう。
心構え自体が正しいのは、全面的に認めているのです。
一般的なこの格言の解釈は、
「チャンスがあった時は、手遅れになる前に飛びつかなくてはいけない」
という心構えを語るものでしょう。
どちらかというと、「度胸の問題」とでも言うべきところです。
私の考える、「もう一つの性格
でも私は、この言葉にはもう一つの側面があると思っています。チャンスがあったとき、それをモノにするためには、「チャンスが来る前に、必要な準備を整えておかなくてはいけない」という考え方です。
仕事や、それ以外の日常で、「チャンス」と呼ばれるものは不意にやってきます。
常に準備万端で「チャンス」を迎え撃つ準備をできているか。日頃の心構えで大切なのだと、痛感しています。
例えば、道行く外国人に道を聞かれた時。
毎度「ああ、英語の勉強しておくんだった」と後悔します。
例えば、資格試験の勉強をのんびり勧めている最中、「教材にでてたあの箇所を理解していれば、対処できそうな問題」に直面したとき。
例えば、気になる女の子とデート出来そうなんだけど、ろくなレストランも思いつかないとき。
日頃からチャンスへの備えをしていなかったせいで、目の前からこぼれ落ちていくチャンスたち。
大抵、チャンスの女神様は、姿が見えてから捕獲する準備をしていては遅いのです。かけらも姿が見えていないうちに、どんな準備をしておくか。
「度胸」ではなく「知識」と「スキル」。
何もないうちから、それをきちんと磨いておく。
これが、「チャンス」を「掴む」ために必須の心構えなのでしょう。
(今井四郎)
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