イケダハヤトさんの『武器としての書く技術』を読みました。
以前、物理書籍を購入していたのですが、手放したんですよね。
結構大きい本だし。
自分でブログを始めて、アクセス数を稼ぐのはやっぱり難しそうだぞと感じたところで、もう一度教科書を読み直してみよう、といった心境でしょうか。
Kindle本を再購入しました。
もう、本を買うのは原則Kindleにしようと決めています。
せっかく書った本を古本屋に売るのは、寂しいですからね。
これから、どれだけ蔵書スペースを持てるかなんて分かりませんし。
読者としてのスタンスの整理
イケダハヤトさんは、ブロガーとして日本トップクラスの金を稼いでいる人です。そういう「ブログで食えてる人がいる」というのは夢に溢れた事実ともいえるでしょう。
しかし一方で、「日本トップクラスでも、月収50万(ボーナス・福利厚生なし)か~」と考えると、なんとも夢のない話という気もしてきます。
月収50万と言うことは年収600万。
「なかなか裕福な生活」というレベルで、「富豪の生活」とは呼べないくらい。
こりゃ、覚悟もなしに「ブログで飯を食う!」なんて、とても言える数字じゃないですね。
真似るところは真似て、切り捨てるところは切り捨てましょう。
書籍全体の俯瞰
この本は、全五章で構成されています。- 1章 文章が残念な人の10の特徴
- 2章 凡人の文章を最強の文章に変える10の魔法
- 3章 月40万字書き続けるぼくの12の秘密
- 4章 ここまで公開していいのか? 書いて月50万円稼ぐ法
- 5章 書く技術はこんなに人生を豊かにする
5章は「書くことの良さ」を語る章であって、書くことを楽しいと感じていて、一方仕事と結びつけたいとは思っていない読者には関係ないですね。
1章は、自分ではやらかしていないと信じます。自戒のために、たまには確認するようにしましょう。
4章も、心構えや目標の問題で、アドバイスとしては具体性に乏しいですね。特に記事を「バズらせる」あたりは、もうちょっと読者を獲得してから、もうちょっと書くことが上達してから考えれば充分でしょう。
取り入れるべきエッセンス
こんな内容ですから、駆け出しで「自分では悪くない文章が書けてるつもりの」ブロガーには、2章と3章で充分と言えます。かつ、3章はほぼ「書け」「どんどん書け」「いいから書け」という内容に要約できます。
ええと、つまり……「初心者ブロガーは、2章を立ち読みすれば充分」……!?
……この意見が正しいかは、君の目で確かめてくれ!
(今井四郎)
- 作者: イケダハヤト
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2013/06/27
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