最近、自己啓発的な内容が続いています。
それというのも、今の自分に不満があり、少しでも成長したいから。
出世の意欲ってそこまでないのですが、いい歳になって使えないという評価を下されてしまうと、頑張らないですませても全然楽じゃないですからね。
それなりの『成長』って奴は目指さないといけません。
欲しいスキルはいろいろありますが、まずは全ての基本となる「臆せずに人と話せる」スキルを目指したいと思い、いくつかの本を読みました。
よくないときは、結構自己嫌悪や自信のなさに沈み込む方です。私。
職場で塞ぎ込み、藁にもすがる思いで「自信 つける 本」といった検索ワードで見つけた本が、岸見一郎著『嫌われる勇気』でした。
- 作者: 岸見一郎,古賀史健
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これは、かの有名なアドラー心理学の内容を、学者と若者の問答集(台詞の集約)の形で解説した本です。
……すいません。嘘つきました。
私、この本を読むまで、アドラー心理学って全然知りませんでした。
アドラー。
なんかアドルフ・ヒトラーを縮めたような名前の人だなぁとか、失礼にも思ってました。
実際は、ヒトラー以前の時代のユダヤ人だそうですね。
気合いを入れた書評を書けるような時間ではないので、私がタイトルの2冊を読んで、アドラー心理学の要旨だと思ったところを列挙します。
- 人の悩みは全て「人間関係」から生じる。
- 『トラウマ』は存在しない。あるかもしれないが、過去のことなんて考えても無意味だから無視。
- 大事なのは、『これから、どうするか』
- 人間は、『自分の意志』『自分の願望』で感情も行動も選んでいる。『理性と感情の対立』なんてものは考えない。
- つまり、明確な意志によって、人はいつでも変われる。
- 他人と「上下関係」を考えない。社会的立場の上下があっても、人間としての関係は「横の関係」。
- 他人を好きにできると思わない。他人にできることは、「自分の行動」と「相手を勇気づける」こと。
- 他人が自分の意に沿わなくても、最終的には「他人の課題」。無駄に気に病まない。
- 人は、今、この瞬間から考え方を変えることで幸福になれる。
『嫌われる勇気』を読んだ時点で、これは今の自分に必要な教えだと判断し、複数の資料を読んでみることにしました。
『大人の学び力』にも、そう書いてありましたしね。そして通算3冊目に当たったのが、岩井俊憲著『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』でした。
これはいいですね、よくまとまっていて、それでいて読みやすい。
- 作者: 岩井俊憲,星井博文,深森あき
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2014/07/04
- メディア: 単行本
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マンガストーリーパートと活字解説パートが、交互に進行していきます。
活字解説パートの最終盤に書かれていた「自分を勇気づけるための文章」の音読は、これからの生活に組み入れようと思います。
自己暗示の内容を考えていたところなんで、ここからスタートします。
- 私はユニークで、有能な人間だ。生活上の行動について自分で決断できる
- 私には、個人的な特性やその他ポジティブな側面があり、あらゆる生活環境の中でそれらを使うことができる
- 私は、ポジティブな特性を認識でき、それらに焦点を当てることができる
- 私は、人生の困難を直視し、それらを乗り越えられる課題(チャレンジ)だとみなす
- 私は、過ち、間違い、失敗を学びと成長を得る可能性だと受け止める
- 私は、達成と完璧よりも努力と前進に焦点を当てる
- この世界のなかで、私の人生には目的と意味がある
- 私は、自分や他人が見たり思ったりする以上の人間だ
- 私は、「自分が本当になりたい人」のように振る舞っている
勇気。勇気。勇気。
たしかに私は、勇気が欲しい。
……これからです。
(今井四郎)