今日も元気に問答御用

アラサーサラリーマンが「考え方を考えてみる」「考えたことを書き残す」ブログ。ツイッターアカウント @shiroimai

『おはなし』ぼっち誘発仮説

ぼっちサンプル 今井四郎

私は、あまり友人が多い方ではありません。
暮らすに困るほどの深刻さではありませんが、「世間様の平均よりは、人付き合いが苦手だろう」「たまに、つらいこともある」という程度です。
特に、人と「他愛もない雑談」をするのが苦手で、コミュニケーション関連本を読みあさったこともあります。
(今も、目に付くと読みます)

現状を自己診断してみると、以下のような感じでしょうか

  • 人と、他愛のない雑談をするのが苦手
  • 話すこと自体は好きだが、「相手の喜ぶ」「場を盛り上げる」発言が苦手。にもかかわらずウケを狙うと、だだ滑りして後悔する
  • 雑談をしていると、互いに好意(仲良くしよう、喧嘩する気はない、程度の)を持っているにも関わらず、あっさり話題が尽きて気まずくなることも多い
  • 部署の飲み会では、うまいこと「人の話に相づちをポジション」につけないと、ちょっとつらい
  • 一人になるとほっとする
  • 雑談は『息抜き』ではなく『タスク』
  • 事務連絡は……得意じゃないかもしれないですが、まぁいいじゃないですか

『深刻ではないが会話が苦手な人』として、わりとよくいるレベルなんじゃないかなと。

会話本を読んでみて膝を叩いた

今回読んだ本は『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』(吉田尚記 著 太田出版)です。いい本だと思います。
少なくとも、星五つ満点で星四つ、しっかり活かせるならば星五つあげてもいいくらいには。

要旨は、以下のような感じです。

  • コミュニケーションの目的を、情報伝達ではなく「互いに楽しい時間を過ごせる」ことに置く
  • コミュニケーションを、目的(楽しい時間)を達成し、敵『気まずさ』を退治する「協力型ゲーム」と考えてみる
  • その『ゲーム』で上達しよう

「コミュニケーションが得意でない、楽しめない人を指す『コミュ障』なんて言葉があるけど、これは『円滑なコミュニケーションくらい、普通なら誰にでもできるはずだ』という前提に基づいているから『障害』なんて呼び方になるんだ。コミュニケーションは『できて当たり前』なんてものではないんだ」という言及は、かなり励みになりました。
(『免許』だと逆ですね。「普通やってはいけないこと」をしてもいいという許可が『免許』な訳ですから)

さて、この本を読んで、どこで「膝を叩いた」か。
それは、私がコミュニケーションを苦手とする一つの理由に思い至った箇所です。コミュニケーションの一手法として「イジる・イジられる」が提唱されていた点。

筆者は、相手を傷つける「悪口」を推奨している訳ではありません。
ただ、楽しい気持ちで「イジる・イジられる」をできると、楽しく会話をできるチャンスが広がるね、と言っているだけです。

でも、私はイジるのもイジられるのも、基本的に苦手です。あと、軽口(物事を極端に言ったり、ツッコミ待ちの安請け合いをしてみたり、みたいな奴です)も。

だから、私は会話が苦手なんだと考えるのは、早計な気もするのですが、いやしかし、これが私のコミュニケーションの選択肢を狭めているのは確かなのです。

『おはなし』が与える、考え方への影響

私がなぜ「軽口」を苦手としているか考えたとき、無数に触れてきた「おはなし」が影響していると思い至りました。

河童と「干上がった池に水を湧かせたら、娘をやろう」という約束をして後悔する長者さんの話とか。
「助けてくれたら何千万でも出す」と口走り、助かったら金が惜しくなるのを「醜い姿」として描写されるブラックジャックの金持ちとか。

「おはなし」の世界では、「言葉」が重いのです。
「約束」をしたら守らされ、「悪口」でいじれば、大ダメージを与えてしまうのです。

そんな風に考え方を形成してきた私なので、たとえば重要で私の手に余る仕事について「大丈夫、それは今井がやります」なんていう上司の軽口も、「いや、無理ですよ(本気の拒否)」と受けたくなってしまいます。
基本的な「正解」は「本当ですか? 仕方ないですねぇ」とか「いや、何言ってるんですか(楽しくツッコミ)」だと思うのですが。

「今井はぜんぜんダメだなぁ」という、ダメだし半分冗談半分の指摘も、100%の否定として受け取ってして、凹んだり腹を立てたりしてしまうのです。

自分がこんな考え方の持ち主なので当然、「悪意なく健全にイジる」なんてこともできません。

結局、どうするのさ

この記事で一番言いたかったのは前の章の内容だったのですが、せめて今後の抱負だけでも述べて終わりたいと思います。

要は、バランス感覚なわけです。健全にイジられる範囲では気分を害さず、時には相手をイジりさえする。そしてそれを、的確な許容範囲にとどめる。
これができたとき、私のコミュニケーションは、いくらかマシになるのでしょう。

子供の育成によい影響を与えそうな「おはなし」への接触、いいことばかりじゃないかもしれないよ、というおはなしでした。
(今井四郎)

嫌われる勇気

嫌われる勇気

こちらは、今回の記事の内容みたいなのを少し想像してましたが、全然違うアプローチの本でした。

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