前回は、「効率的」な変換を行うための辞書登録の考え方について記事にしました。
今回は、私がDM100に覚えさせる実際の単語と、その理屈について書いてみましょう。
0.実際に登録するはてな記法タグ
以下のようなタグを、辞書登録します。1.太字の設定 <b>:「ふと」 </b>:「ふとと」 2.見出しの設定 <h3>:「はた3」 <h4>:「はた4」 <h5>:「はた5」 </h3>:「はた3と」 </h4>:「はた4と」 </h5>:「はた5と」 3.文字サイズの設定 <span style ="font-size: 0%">:「せしさ」 </span>:「せしさと」
1.太文字タグの登録
<b>:「ふと」 </b>:「ふとと」
これは、直感的にも分かりやすいと思います。
「太い」の「ふと」を太字を表すタグに変換するように登録します。
「太」と書きたいときにタグが変換候補に登場してしまうことはあるのですが、このタグは記事を強調するとき、非常に高い頻度で使用します。
直感的かつ文字数の少ない表現を採用しました。
なお、/で始まる「タグの効果範囲の終わり」を示すタグは、いずれも「と」をつけることで表現することにしています。
これは「とじる」の頭文字です。
2.見出しタグの登録
<h3>:「はた3」 <h4>:「はた4」 <h5>:「はた5」 </h3>:「はた3と」 </h4>:「はた4と」 </h5>:「はた5と」
これは、「見出し」と「見出しの階層数字」を組み合わせた単語を、いかに効率的に打ち込むか検討した結果の登録内容です。
素直に考えれば、見出し(階層3:大見出し)に対応すべき言葉は
「みだし3」
です。
しかし、以下のように略しても、覚えることはできそうです。
「みだ3」
普通に考えて、この単語が目的外のシチュエーションで邪魔になることはないでしょう。
しかし、親指シフト的に考えると、「みだ」というのはイマイチ打ち込みにくい文字です。
「み」は「H」キーと右シフトキーの同時押し、
「だ」は「E」キーと右シフトキーの同時押しです。
シフトキーの同時押しは結構面倒ですし、「同時」に押せないことでミスタイプの原因にもなります。
なので、「HE3」の順番にキーを押す(「みだ3」のシフトキーを省略する)ときの仮名を、「見出し」タグを呼び出す文字列にしました。
その結果が
「はた3」
なのです。
末尾に「と」をつければ、「閉じる」タグなのは先ほどと一緒。
同じく中見出し、小見出しについても「はた4」「はた5」と登録しておきます。
3.文字サイズタグの登録
<span style ="font-size: 0%">:「せしさ」 </span>:「せしさと」
パーセンテージの前に適切な数字を入れて、文字サイズを変更します。
年末に辞書登録が消失するまでは、「もじさい」「もじさいと」で登録を行っていました。
「もじさいず(文字サイズ)」から一文字省略していた形です。
しかし、「も」「じ」「ず」はいずれもシフトが必要な仮名です。
なので、シフトキー入力を省略した形「せしさい」「せしさいと」で登録しよう……と思ったのですが、「せしさ」「せしさと」でも充分、「存在しない(他の変換の邪魔にならない)」単語だと判断し、次回は「せしさ」「せしさい」で登録してみることにしました。
この単語の使い心地は、これから確認します。
以上、こちらで辞書登録した(する)はてな記法タグをご紹介しました。
「○○はどうするの?」というタグがありましたら、検討してみます。
コメント欄やブックマーク、Twitter等でご連絡ください。
(今井士郎)
再掲。
前回記事はこちらです。
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私にはとても手が出ませんね。