1.嬉しいことがありました
先日、マネー報道著者(id:MoneyReport)さんが、「ブログ執筆の所要時間を短縮したい」という旨の記事を書かれていました。私の正直な感想は
(いや、そんだけ中身のある記事を毎日書いてたら、そりゃ時間もかかるでしょうよ。取材や裏取りだってしてるんでしょうし)
というものでしたが、「タイピング最速化」を夢見て親指シフトに挑戦している私としては、そんな素直な感想で流す訳にはいきませんでした。
あー、これはもう、親指シフトしかないですねー。大丈夫。1日30分から練習できますって。今も、職場はローマ字、ブログは親指シフトの両刀使いです。 / “ブログを書く速度を上げたい!どうするのが良いのかな? - マネー報道 Mone…” https://t.co/jpR6ncrDnx
— 今井士郎 (@shiroimai) January 5, 2016
そうしたらですね。
マネー報道者さんが、私の書いた記事に言及してくれたんですよ。
この記事で
この記事に
そこから流れてきてくださっている読者の方もいるのか、今日(1/6)は、我がブログとしてはかなりの高アクセス数を稼いでいます。
すごいよ! 150PV/日にいきそうだよ!
嬉しいので、今日は前々から考えていた記事を書こうと思います。
2.チキチキ! 入力方式速度試験~!!
なにをやるかというと、簡単です。今の私のローマ字入力と親指シフト入力、どちらがどれだけ速いか、確認してみようというのです。
ルール
こんなルールで比べてみましょう。- 親指シフトとローマ字入力で、同じ文字列を入力する
- 試行回数は、それぞれ一回とする
- まずは親指シフトで入力し、その後にローマ字入力する
- 漢字変換は行わない
- 書き損じの消去(バックスペース)は行わない。どう書き損じるか見てもらうため。
- ただし、つい間違いを消してしまった場合も、そのまま書き進めるものとする
- 入力は、愛用のpomera DM100で行うものとする
- pomeraは、普段の執筆と同様、膝の上に載せて計測するものとする
- 入力するのは、私が暗記している、ある文字列
- ストップウォッチをスタートして、入力して、ストップウォッチを止めるまで、で計測する
パドック
出場者の経歴
ここで、出場者の今井さんの経歴を紹介します。- 中学2年生からパソコンを使い始める
- チャットつきゲームにはまることをきっかけに、タイピングを練習開始
- ローマ字入力キャリアは、15年を越える
- 2015年8月より、本ブログを開始。
- 本ブログの78記事は、ほぼほぼ親指シフトで執筆したもの
- 親指シフトのキャリアは、15万字(文庫本一冊)程度
- 職場環境は親指シフトと相性が悪く、結局ローマ字入力
レギュレーションの解釈
では、解説の今井さんに、この試合の見所を語っていただきたいとおもいます。--ズバリ、勝敗予想は?
「そうですね。私の中では、どちらが有利というのはそれなりの予想があるんですけどね。ここでは言わないでおきます。結果を見ましょうや」
--今回の勝敗には、どのような意味があるのでしょうか。
「親指シフトの価値の、一つの目安になるでしょうな。親指シフトが勝利すれば、『片手間に学んでもローマ字より速い親指シフト』ってことになります。逆に敗北すれば、『なんだ、結局、片手間の練習じゃ役に立たないんじゃないか』『好きな奴がやってろよ』『っつーか人に勧めてるんじゃねーよ』と、今井さんの人格否定がはかどる事態に陥るでしょう」
--……恐ろしいですね。
「なに。これであいつも本気になるでしょう」
--ルールは、どう評価されますか?
「ローマ字有利と親指有利が、ほどほどに入り交じったルール設定です。『変換なし』は、誤変換のリスクが高い*1、親指シフトに有利。『膝の上』は、キーボードの揺れに影響されやすい親指シフトに不利に働くでしょう。」
--なんで膝の上でやるんでしょうか?
「机の上にスペースを準備するのが面倒だったんでしょうな」
--利用するテキストはどうでしょうか。
「親指シフトに不利な気がします。親指は速く打てる文字列と、相性の悪い文字列が、結構はっきりする打ち方ですからね。ただアルファベットや記号がない分、かなりマシではあるでしょう」
本番
では、まもなく文章の打ち込みを計測したいと思います。よーい、ドン!
親指シフト入力
じゅげむじゅげ記録 89秒!
ローマ字入力
じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりす記録 79秒
結果発表!
ローマ字入力の勝利!解説から
--この結果をどう見ますか? 今井さん。「秒数だけ見ても、一割程度の差が出ています。しかもローマ字入力の時って、頭の切り替えがうまくいっていなくて、かなり混乱している様子だったんですよ。それでもなおこれだけの差が出たということは、今井のタイピングはまだはるかに、ローマ字入力優位ということでしょうな」
--勝者の今井さん(ローマ字)に一言。
「ま、こうなると思ってましたよ。私は」
--惜しくも破れた今井さん(親指シフト)に一言。
「ばーか! そんなんで人に親指シフト勧めてるんじゃないよ! 単なる趣味じゃねーか!」
--ありがとうございました。
敗者インタビュー
--今回は、正直「完敗」という感じでしたが。「そうですね。自分、まだまだっすね。でも、一つだけ言い訳させてください。なんで寿限無なんですか!?」
--適当な長さで暗唱してる文字列が、これだったんですよ。
「いや、不利すぎるでしょ! 親指シフトは、パピプペポって苦手なんですよ!*2 なんですか『パイポパイポパイポの』って。『ポンポコピーのポンポコナーの』って」
--うるせぇな。ういろう売り(1800文字程度)で競うわけにはいかないだろ。現場からは以上です。
まじめに解説
残念ながら、思った通りの結果になってしまいました。今の私の実力は、
という程度です。
親指シフトによる「時間短縮」効果は見込めないというのが現状ですね。
短縮のためには、まだまだ努力が必要そうです。
なお、この記事も「ローマ字入力」計測時点以外は、すべて親指シフトで入力しております。
3.結論!!
2,000文字×78記事(半年)の親指シフト修行では、15年積み重ねたローマ字入力のスピードは追い越せない。レギュレーションは変えるかもしれませんが、速度測定は今後もやってみたいと思います。
マネー報道著者さん、無責任にオススメしてすんませんでした。
(今井士郎)
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