今月の前半、友人たちに誘われて、立川のインドアサバイバルゲームフィールド「MEGA G3」に遊びに行ってきました。
こちらは、今月オープンしたばかりの、新しいフィールドです。
私はサバイバルゲームへの参加は通算3回目で、あまり頻繁にやっている訳ではありません。
とはいえ、こちらのフィールドも好印象でしたよ?
数少ない他のフィールドの感想も交えつつ、ご紹介したいと思います。
(大前提)そもそも、サバイバルゲームって?
「サバイバルゲームとはなにか」と言ったら、イメージはできる人が多いと思います。兵隊のコスプレとかして、エアガン(BB弾を発射する銃のおもちゃ)で撃ち合う、大人の戦争ごっこです。
未経験の人から聞かれることをまとめてみましょう。
Q.撃たれたら痛いんじゃないの?
A.あたりどころや距離にもよりますが、服の上から当たっても結構痛いです。赤く腫れたりもします。ですが、それが「ケガ」にはつながらないよう、ゲームに当たっては「BB弾の規制」「初速チェック」が行われる等、各フィールドで安全対策がなされています。
(運動エネルギーは「m(重さ)v(速さ)^2」ですから、撃ち出す弾の重さと速さを規制すれば、危険さにも歯止めをかけることができるのです)
できるだけ、服は全身を覆う物にしましょう。
Q.危なくないの?
A.油断すると危ないです。断然危ないのは、目です。あとは口(変な食らい方をすると、歯が折れると聞きます)。
なので、安全管理は相当に気を使います。
顔面を防具で覆わないと、戦場に入れてもらえません。
逆に「セーフティ」と呼ばれる「戦場の外」のエリアでは、銃から弾丸を抜いておくことが義務づけられています。
Q.どんな銃を使うの?
A.こんなのです。
こんなのも使います。
私は、拳銃しか持っていません。
Q.お金かかるの?
A.今回のフィールドは、10時から18時くらいまで遊んで6,000円でした。あとは、装備品(銃や服)を借りると、各1,000円とか500円とかかかります。
そろえるとエラい金額になるので、しばらくはレンタルでいいんじゃないでしょうか。
Q.チームに所属してるの?
A.私たちは、していません。
大人数が集まる「定例会」と呼ばれるイベントに、一参加者として参加しています。
Q.どうなると負けなの?
A.個人個人の「負け」は、「体か装備品のどこかに、BB弾が当たったら」です。そうしたら「ヒット」と叫んで、セーフティへ出て行きましょう。跳弾(壁や床に跳ね返った弾)も有効です。諦めてヒットを宣言しましょう。
チームの負けは、「全滅したら」とか「本拠地に敵プレイヤーが到達したら」とか、その時々のルールがあります。
Q.それって、ズルされないの?
A.ズルできます。しないようにしましょう。
ドン・キホーテの7階に
このフィールドのなによりの驚愕ポイントは、駅から近いということです。サバイバルゲームフィールドというのは広大なスペースを要する都合上、車が必須の辺鄙な場所にあるのが当然、というのが、私の認識でした。
駅から3分というのは、車の運転に抵抗があるペーパードライバーにはうれしすぎる立地です。
そして、ドン・キホーテを上がっていくと、
こんな空間が広がっていたのです。
これが「セーフティ」。
(戦場の写真は撮れませんでした)
これが、売店。
銃も弾も戦闘服も、ここで一式揃えられます。
やっぱり厳重な注意事項
これまで遊びに行ったどこのフィールドも、注意事項の申し送りは非常に厳重でした。そりゃ、そうですよね。
- 人をケガさせられる武器がひしめく遊び
- 不用意な事故なんて起こされたら、一気に大問題
- 知らない人同士が、痛い思いをしながら遊ぶ会
- ルールを定めておかないと、すぐ喧嘩になるかもしれない
そして、こちらの会場はさらに特殊事情があります。
- 戦闘服で近所をうろうろされたら、すぐに会場の立場が悪くなる
このフィールドも他と同じように、「仲良くやるぞ! 仲良くやれよ!」という気迫のようなものすら感じられました。
あと、お昼御飯スポットの紹介時は、「ドンキにお弁当があるよ」と、やけに強くオススメされましたね。
フィールドの客がドンキで買い物をすると、フィールドとドンキの関係性が好転するのかもしれません。
お昼御飯は、ドンキも選択肢に入れてみましょう。
フィールドの特徴
もう一カ所、私が行ったことのあるインドアフィールドは、神奈川の『九龍戦闘市街』なので、そこと比較します。http://kowlooncity0801.com/sp/index.html
縦に長いフィールド
MEGA G3の全体的なフィールドの形は、2つのチームが確実に陣地を確保しながら進める、縦長のものでした。「横」の幅は狭く、視線もよく通るので、「敵チームに見つからないで前線を越え、敵の本拠地へ潜入する」というのはかなり困難なフィールドです。
遭遇戦は九龍の方が
九龍戦闘市街は、フィールドが迷路のようになっていました。その分、思いも寄らぬ方向から攻めたり、攻められたりという事態が発生しました。
ドアを開けたら、敵が背中を見せていたりとか。
全体的に、戦闘するときの相互の距離が近かったです。
ハンドガン(遠くには弾が当たらない)しか持っていない私には、こちら(九龍)の面白味が強かったですね。
九龍戦闘市街の戦場内
射線が通る「広めのインドア」
MEGA G3は、先ほども書いたとおり「横幅が狭い」上、程々「奥まで見渡せる」ような障害物配置になっているので、互いの前線への視線が確実に通ります。なので、射撃に自信があるプレイヤーは、無理に飛び出した敵をちぎっては投げちぎっては投げする事が可能です。
まじめな「射撃戦」を楽しみたい方は、こちらの方がいいのではないでしょうか。
MEGA G3は、とにかく交通の便が良すぎる。
これは巨大なメリットです。
興味がある方は、なんなら一人で行っても面白いんではないでしょうか。
(今井士郎)