みなさん、こういう経験はあるでしょうか。
学校のマラソン大会で、「一緒に走ろうね!」と約束していた友人が、自分を置いて快走していった経験。
または、「俺、全然試験勉強してねぇよ~」と言っていた友人が、結構頑張った自分より、断然いい点数を取っていた経験。
あ、ちなみに私、前者の経験はありません。
学校にマラソン大会なかったですし。
しかし本日、ちょっとそんな気分を味わいました。
この記事ですよ! この記事!
世の中には、ブログのPV(閲覧数)報告や収益報告が溢れています。
大抵、Google検索で引っかかるのは、
- ブログ開設から2ヶ月で、月間10,000PVを記録! とか
- 1月目の収益は5,000円! 2ヶ月目で10,000円突破! とか
やけに景気のいい記事ばかりです。
「1日あたり100PVを目指すためには」なんて記事を探そうとして「PV 100 日」なんてワードで検索をかけても、
「月間100万PVを達成するために」なんて勝手にゼロを4つほど増やした記事ばかりが真っ先にヒットするこんな世の中じゃ、毒も吐きたくなると言うものです。
そんな中、彼の記事は、「最初の1月は、PVが800程度」という、当ブログと同じような経緯をたどっている真っ最中とのことでした。
仲間だ! 仲間がいたよ! いきなり10,000PV/日とか稼ぐ人外じゃない、人間がいたよ!なんて思った私は、文明堂のカステラをおしるこで流し込んでいるくらいに甘かった。
続く記事が、これですよ。
いきなり、日間PVで2,500を稼いでいる。
ウチの最高PVは、まだ日間600だというのに。
想像してください。
マラソン大会。姿が見える人たちは、みんな自分より遙かに速く、背中すら見えません。
そんな中に、同じようなペースの人がいました。
「そうだよね! 普通にやってたら、PVなんてそんなもんだよね! 一緒に頑張ろう!」と肩を叩こうとしたら、手が空を切りました。
「残像だ……」
私が捉えていたのは、つい3日前まで、自分と似たような境遇だったブロガーの姿。
化ける前ですら、アドセンス収入は私の20倍あったらしいですけど!
そんな本体はとうに、私には姿の見えないところまで行ってしまっていたのです。
冷たい風が、この胸を通り過ぎていきました。
大丈夫です。士郎は大丈夫です。
PV数を気にしたり気にしなかったりしながら、相変わらず書きたい記事を書いていこうと思います。
そのうち、彼にも追いつけると信じて。
(でも、アキレウスと亀ってありますよね。自分が進む間に相手も進むから、決して追いつけないのでは?)
(そのときはそのときです)
(今井士郎)
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