情報処理試験、お疲れさまでした
平成28年春期の情報処理技術者試験*1が終わりましたね。受験された方は、お疲れさまでした。
私は、とある高度区分を受験しました。
(この資格には、2年ぶり2回目の挑戦)
基本情報・応用情報は持っていますので、取得できれば初の高度区分合格となります。
午後1さえ必要点に達していれば、あとのセクションでは点数が足りていると思うのですが……。
結果は6月17日(金)発表です。
結果の如何に関わらず、こちらでは発表しない可能性がありますので、ご了承ください。
成功(?)の為の基本方針
一夜漬けの2連続。それでもなんとかなるもんだ
実は私、2日前の金曜も、別の資格試験を受けていました。そちらはテストセンターに予約を入れるタイプの、某大手ベンダ主催の試験で、木曜に有給を取って一夜漬けし、無事に合格しました。
金曜は会社の飲み会だったので、土曜の夕方から、翌日の情報処理技術者試験に向けて勉強を始めたのです。
実質勉強時間は、多く見積もっても5~6時間ってとこですかね?
受かったかは分かりませんが、充分に手応えを感じることはできました。
ということで今回の記事では、私の勉強法を紹介させていただきます。
少なくとも、基本情報技術者と応用情報技術者の資格には一発合格できた勉強法です。
基本は「大量高速回転勉強法」
私が資格試験を受けるときのドクトリン*2は、『速読勉強術』で提唱されている「大量高速回転勉強法」に則っています。- 作者: 宇都出雅巳
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- 過去問を解く。別に、答えをノートに書かなくていい。
- 一問解いたら、「自分がどう答えたか」と、「正解は何か」を比べる。
- 解説まで読んで、納得する。
- 一問一問進めていき、参考書一冊を最後までやるか、きりのいいところまでやるか、とにかくひと固まり分、「問題を解いて、正解を確認する」行程を繰り返す。
- ひと固まり分それをやったら、同じ部分について、もう一回「問題を解いて、正解を確認する」行程を繰り返す。
- これを、ぐるぐる回す。慣れれば当然、回すときのスピードは早くなっていく。
- 暗記するかっていうくらいに、何十回でもぐるぐる回す。
- 試験範囲内の別の箇所(参考書の別の章とか、場合によっては別の参考書とか)も、同様にぐるぐる回す。
- これを、試験範囲全体について実施する。
……実際のところそれは理想論で、そこまでぐるぐるできるほど、勉強時間を確保せずに本番に臨む羽目になることが多いのですが。
今回は一夜漬けだったので、過去問(午前の選択問題)を2カ年4試験分、各5回くらい回すのが精一杯でした。
午後の記述式問題?
前日時点ではほぼ準備できずです。
そこは、自分の国語力を信じました。
午前用の知識が充分に身についていれば、午後はある程度、なんとかなりますし……。
私が今回落ちるとしたら、午前でも聞かれるような知識問題に、午後1で全然答えられなかったせいです。
情報処理技術者試験、特に選択式の問題は、この「大量高速回転勉強法」が、非常にマッチします。
過去問は4カ年8回分くらい押さえれば、だいたいなんとかなるでしょう。
過去問ではなくて、こんな風に問題と解説がすぐ近くにある、問題だらけの参考書も、使い勝手がいいです。
かんたん合格 応用情報技術者過去問題集 平成26年度春期 (Tettei Kouryaku JOHO SHORI)
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過去問を解いても、何を言われているか分からない人へ
- 問題(過去問)を解く
- 答えを見る
- 解説を見て、納得する
これができる人は、上記の「大量高速回転勉強法」で充分に基本情報・応用情報技術者資格を取れるはずです。
ただ、3の「納得する」って、結構ハードルが高いんですよね。
解説を見たところで、何を言っているか分からない。
『桁落ち』とは、浮動小数点演算で、計算結果が0に極端に近くなる加減算を行った特に、有効数字の桁数が極端に少なくなる現象
(IT用語辞典より引用)
http://sp.e-words.jp/w/桁落ち.html
解説されても、何を言ってるか分からない。
そんな人は、この参考書をお勧めします。
きたみりゅうじ『キタミ式イラストIT塾 平成○○年度 基本情報技術者』(以下「キタミ本」)。
- 作者: きたみりゅうじ
- 出版社/メーカー: 技術評論社
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思ったより長く、時間遅くもなったので、今回はこの辺で。
次回更新時、キタミ本がどんなにすばらしいかというのをお伝えできればと思います。
(今井士郎)
*1:IT技術に関する国家資格認定試験。初級から高度なものまでいろいろあります。詳細は公式サイト参照https://www.jitec.ipa.go.jp/1_08gaiyou/_index_gaiyou.html