「安心した」ことと「嬉しい」こと
総選挙、終わりましたね。
与党の勝利に終わり、「希望の党に勝たせたらまずい」と主張していた私としては、一安心です。
とはいえ、自民党が勝てば、お粗末な改憲案が現実味を帯びてくるので、早く政策論議で与党と拮抗できる野党に現れて欲しいものです。
こちらの件は「安心」なのですが、個人的にブログ運営上で「嬉しい」話も発生しました。
それは、ついに果たした自分越えの話です。
更新記事の『高い壁』
当ブログは2015年7月に開設され、今は月間PV5,000~7,000くらいになっています。
そして、この10月に更新を再活発化させるまでは、累積150記事程度のサイトでした。
かれこれ2年と少し運営してきたのですが、開設2ヶ月目にして執筆した記事が、不動のアクセス数1位の記事になっていました。
「『ゲート ~自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり~』を読むべきでない、6つの理由」です。
上記の記事を、今月(2017年10月)に執筆した「「12のゼロ」はデタラメすぎる。希望の党がヤバい理由」が追い越し、当サイト内の『注目記事』一位に躍り出たのです。
2年2ヶ月ぶりの一位記事更新。私にとっては念願の快挙です。
どうしてそんなに嬉しいのか、今回はそういうお話です。
不動のトップ、「GATEの記事」って、どんな記事?
『GATE*1』とは、個人的には「それなりに好きだが、問題もある」と感じているマンガ・アニメ作品*2である『ゲート ~自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり~』について、「どこが問題だと感じているか」を述べた記事です。
ゲート 1―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (アルファポリスCOMICS)
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スカッとするエンタメとしては面白いけど、幼稚だったり思想的に偏ってたりするよね。意識的に「エンタメとして」見ないとまずいよね。
私はむしろ気に入ってる描写だけど、軍隊描写や残酷描写が気に入らない人もいるのだろうね。
といった要旨です。
記事タイトルを決める際には、イケダハヤト『武器としての書く技術』を、大いに参考にしました。
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参考にしたのは
数字を強調する
人目を引きやすい(多くの場合、悪意のある)ワードを混ぜる
あえて「ツッコミどころ」を作ってあげる
といった点です。
効果は、テキメンでした。
結果、この記事は多いときで1日400~500程度のPV*3を叩きだし、コメント欄は賛否の意見で伸び、荒れ、最盛期の数分の一のアクセス数となった最近でも、不動のアクセス数トップとなっていました。
『GATE』記事の迷いと、2年にわたる新規記事の連敗
『GATE』記事の内容は、誓って真面目に書きました。
私の書いた内容に賛成、反対はあるでしょうが、作品を不当に貶めるようなことは書いていません。作品の内容や自身の感想を、意図的にねじ曲げることはしていません。
しかし、記事タイトルについては、アクセス数稼ぎのために「ちょっと盛った」ことが否定できません。
タイトルにだけは、悪意が混じっています。
この記事の後も、いろんな記事を書いてきました。
pomeraの記事や親指シフトの記事は常連ですし、映画、マンガの批評記事、お料理記事も書きました。
面白いように、興味を引けるように、読みやすい構成となるように、「自分の書きたい題材を正直に書く」という制約の中とはいえ、努力しながら。
しかし、GATE記事に勝てない。
悪意ある記事のキャッチーさに、自分の素直な感想、考えの記事は、まるで敵いませんでした。
島根旅行の話とか、議論に関するオピニオンとか、気合い入れて書いたんですけどねぇ?
そして、『GATEの記事』をついに破った
そして10/21(土)と10/22(日)。
1週間前に更新した、「希望の党がヤバい理由」が、日間アクセス数で1位*4となりました。
さらに10/23(月)。
同記事が、ブログ内の「人気記事」表示欄でも1位になりました。
正直なところ、「希望の党が~~」も批判記事であり、目を引きやすい攻撃的な記事ではあります。
しかし、今回の記事は、タイトルも含めて自分の思いを素直に書いた記事です。
そして、2年ぶりにトップの座を奪い取った記事です。
ライティング技術のアップを目指し、常に「過去の、成長前の自分」に負けてきた私としては、非常に嬉しい出来事なのです。
終わりに
なぜ、新作記事が自分のブログ内でアクセス数1位になる程度のことがそんなにも嬉しいのか、熱弁してきました。
そういうわけで、嬉しいんです。
おそらく、この記事の賞味期限は短いでしょう。
なんとか、今後も「GATEに勝てる記事」を書きたいものです。
(今井士郎)
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