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『僕たちは勉強ができない』理珠はやっぱり心理学部に進むべきではない

君は少年ジャンプのラブコメ筆頭『僕たちは勉強ができない』を知っているか

少年ジャンプが楽しいのは良いことです

最近、少年ジャンプの連載陣が全体的に面白くてご機嫌です。

呪術廻戦とか

呪術廻戦 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

呪術廻戦 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

火の丸相撲とか

火ノ丸相撲 21 (ジャンプコミックス)

火ノ丸相撲 21 (ジャンプコミックス)

鬼滅の刃とか

鬼滅の刃 9 (ジャンプコミックス)

鬼滅の刃 9 (ジャンプコミックス)

あと、『アクタージュ』も、どんどんヒロインがかわいくなってきますね。『アリスと太陽』も好きですよ。

そんな中、今週は『僕たちは勉強ができない』が改めて、非常に気になったのでこんな記事を書いてみます。

『僕たちは勉強ができない』あらすじ

『僕たちは勉強ができない』とは、こんな作品です。

高校3年生の唯我成幸(ゆいがなりゆき)は、どの科目もまんべんなく高得点を取れる秀才。貧しい家に生まれ、大学進学の費用を学校にカバーしてもらえる特別VIP推薦枠獲得のため、勉学に励んでいた。

特別VIP推薦枠の審査面談で学園長から言い渡されたのは、

「認めてもいい。ただし、我が校の誇る天才少女2名の志望大学合格を目的とした教育係に命じる」

推薦のためには、「得意科目は掛け値なしの天才」「不得意科目はどうしようもなく壊滅」の美少女2名を、大学に合格させなければならない。それも、彼女たちの志望進路は、壊滅的な不得意分野の方だった

成績凸凹美少女たちを育て上げる、成幸の奮闘が始まる!!

お話の特徴

このお話は、「文系科目は天才的だが理系科目は壊滅的な美少女・古橋文乃(ふるはしふみの)」「理系科目は天才的だが文系科目は壊滅的な美少女・緒方理珠(おがたりず)」を筆頭に、「得意分野はあるがそれ以外はポンコツ」な美少女たちを、優しさと根性の持ち主であり「努力の結果、まんべんなく何でもできる」、主人公・唯我成幸がサポートしていく物語です。

ちなみに、上記2ヒロインの「不得意分野は壊滅的」の度合いは、200点満点のセンター問題で2点しかとれないというレベルです。逆に難しいだろ、それ。

当初は「うーん」となるような勉強描写も多く*1、今ひとつと感じていたのですが、勉強の具体的な内容に踏み込むことが減ってからは、違和感もなく、かわいらしいヒロインたちと成幸のラブコメを素直に楽しんでいます。(それでいいのか)

今はヒロイン候補が7人くらい*2になっていますが、どの子もかわいいですよ。

それでも、理珠の進学希望は間違っている

女子高生ヒロインたちは、それぞれの夢のために、不得意分野への進学を目指しています。

文系の天才、文乃は、「星への興味を抑えきれず」、大学で天文を学びたいから、理系(天文学部?)への進学を希望しています。良いですね。

理系の天才、理珠は、「人の気持ちが分からないせいで、大好きなテーブルゲームに勝てない」ため、「確率や計算だけでは答えの導き出せない」「人の感情が関与する」テーブルゲームで「勝てるようになる」べく心理学の道に進むことを希望しています。

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ん……?

んんん…………!?

そうかー……。

冒頭の動機付けのところで、作者の勉強に詳しくないところがモロにでちゃったかー……。

ゲーム理論をやれや!!

高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書)

高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書)

ゲームに、人の感情が関与する駆け引きの要素は、確かにあります。
しかし、それ以上に大きく作用するのは、「確率や計算」で導くことができる「最適解」です。

「最適解」や、最適とは言えないまでも「有効な解」を計算した上で初めて、どの解を選択するかという「駆け引き」が発生するのです。最適解を導く上で、天才的な数学力はめちゃくちゃ役に立つんですよ……。

素人相手にまるで勝てない理珠は、最適解を「計算できる」部分すら計算しているとは思えません。

凡人の私でも、ゲーム理論を学んだ結果、ある程度はゲームに強くなりました。ゲームマーケットでの試遊時には、初見のゲームでも7割方、「上位半分」に入ることができます。*3

「ゲームで勝つために心理学を学ぶ」というのは、「速く走るために、トレーニングをせず物理学を学ぶ」くらいの遠回りだと思います。

今週のジャンプで理珠がプレイしていたのは、オインクゲームズの『海底探検』でした。

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海底探険

海底探険

プレイヤーはサイコロを振って、スゴロクの要領で「海底」に向かっていきます。「宝」を集めたら途中で引き返し、「空気」がなくなる所定のターン数までに「船」まで浮上できれば、持ち帰った「宝」がポイントになる、というゲームです。

「空気」がなくなるのを怖がってすぐに浮上したら「宝」がほとんど手に入らないし、欲をかいて「宝」を集め続けると「空気」がなくなって「宝」を捨てる羽目になります。

結局、理珠は相変わらずクソ弱く、第6のヒロインであるあしゅみぃ先輩のイカサマで「勝たせて」もらっていました。

これ、サイコロを使った確率論で、勝率の高い戦略が計算できるじゃん!
暗算が得意なら、合理的戦略がすぐに導き出せるはずじゃん!!

上記のコマで、盤面を一目見た成幸が「いい作戦だな」と発言したのも、別に他のプレイヤーの心理を読んだわけではなく*4サイコロを振れる残り回数と、サイコロの出目の期待値を計算しただけです。

ゲーム理論好きとしては、イライラして仕方ありませんでした。

ちょっと異世界に行って、ゲーム理論教えてきてもらいなさい!!

理珠の外見上の魅力は、小柄な体と大きなお胸な訳ですが、今回のメイド服は破壊力高かったです。超かわいかったです。

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おじさんは、あの子たちに幸せになって欲しいんですよ!
あと、ゲーム理論を楽しむ人に増えて欲しいんですよ!!

まぁ、今となっては、ゲームで勝つことより、人の心を理解したい気持ちが上なのかもしれませんけどね。

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今後も『僕たちは勉強ができない』は楽しみにしたいと思います。
(今井士郎)

*1:文乃の書く「天才的な小論文」の読者が「感動で涙を流す」とか、「文系に進学したい」はずの理珠が「興味がないので特にありません」としか書かない小論文を提出するとか。

*2:SEI-SAIエプロンのあの子だってヒロイン候補。

*3:ある程度、単純なルールのゲームに限ります。反射神経ゲームや、「深い読み」を要するゲームは、そうはいきません。

*4:プレイヤーの一人が理珠を勝たそうとしていることは読んでいましたが。