2019/7/21 参議院選挙に向けて
参院選の本投票日が近付いてきましたね。
期日前投票を済ませた方、お疲れ様でした。私は、本投票日に投票してくる予定です。
この記事で言いたいことは、タイトルに全て詰め込みました。本文は、タイトルの補足です。
30代以下の有権者は、どの政党でもいいから、なんなら白票でもいいから、とにかく投票して! というのがこの記事の主旨です。
- 2019/7/21 参議院選挙に向けて
- 「投票して欲しい」のはなぜか
- 「若年層向け政策」が、議員の得になるように
- 現状「若年層向け政策の採用」は、議員にとって「得」か?
- 前後関係を逆にする
- 「そうは言っても、支持できる政党がない」というあなたへ
- まとめ
- この主張の弱点
「投票して欲しい」のはなぜか
私が、「30代以下に、とにかく投票して欲しい」のは、「少しでも、自分の属性(30台中盤)にとって有利な立法・行政を実現して欲しいから」です。
「30代以下の投票率が上が」れば、「30代以下にとって有利な立法・行政が実現される」可能性は上がります。
なぜなら、「人は、得になるような行動しかとらない」からです。
「若年層向け政策」が、議員の得になるように
ものすごく雑に言えば、「内閣だろうが国会だろうが、動かしているのは国会議員」です。つまり、国会議員にとって、「自分たち向けの政策を採用することが得になる」ように仕向けることができれば、内閣だろうが国会だろうが、自分たち有利に動いてもらうことができます。
そして、国会議員にとっての「得」とは、「選挙で当選する」ことです。
- 議員は当選したい
- 若年層の得になる政策を採用すれば、当選できる
という状況が揃えば、「議員は、若年層の得になる政策を採用」するのです。
現状「若年層向け政策の採用」は、議員にとって「得」か?
30代以下の投票者数は
- 人口で高齢者に負け
- 投票率で高齢者に負け
と言う状況です。
つまり、議員にとって「得」する余地の少ない、おいしくない票田です。「若年層の支持」というフィールドでよほど圧勝できるのでない限り、「若年層の支持を取り付けるよりは、高齢者の支持を取り付ける方が当選に直結するので得」なのです。
となれば自然、「若年層に有利な政策」は提示されにくくなります。
前後関係を逆にする
若年層が「支持できる政党がない」から「投票しない」という選択肢を取るのであれば、若年層は議員候補にとってますます「無視してもいい相手」になります。
しかし、たくさんの若年層が「魅力を感じる政党に投票する」のであれば、政党が若年層向けの政策を採用するインセンティブは高まります。
「支持できる政党があるから投票する」のではなく、「支持できる政策を提示させるために、投票する」のです。議員に我々を無視させないために、「若年層」という属性を、少しでも魅力的な票田にするのです。
「そうは言っても、支持できる政党がない」というあなたへ
もう、白票で良いので、投票しましょう。
秘密選挙です。誰がどこに投票したかなんて、分かりません。
白票でも投票すれば、「投票したという事実」だけが残ります。
まずは、投票率を上げましょう。議員に「こっち」を向かせましょう。
私は、消極的自民党支持者です。今回も、自民党の山田太郎氏や、選挙区の自民党候補者に投票する見込みです。
しかし、私としては「ないなー」と考えているれいわ新撰組やおしどりマコにであっても、投票してくれるのであれば、選挙権の放棄よりマシと考えています。
投票率が上がれば、自民党が「積極的に支持できるような政策」を打ち出してくれるようになるかも知れませんし、どこかの党が「自民党よりも魅力的な、積極的に支持できる政策」を打ち出してくれるかもしれません。
まとめ
- 若年層よ、投票に行こう
- 「支持できる党があるから投票する」にこだわるのは、前後関係が逆。「支持できる党に出てきてもらうためにこそ、投票しよう」
- 投票してくれるなら、私が個人的に賛成できない党でも歓迎だし、白票でもよい
この主張の弱点
先に白状しておくと、この記事の内容には弱点があります。
「若年層」なる属性向けの政策が採用されれば、全ての若年層が得をするという前提を、無邪気に採用しているところです。
「ざっくりと、若年層向けの政策」で得をしない若年層個人は、当然いるでしょう。とはいえ、傾向としては、自分たちの属性に目を向けさせた方が得だと思いますよ?
(今井士郎)
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