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Kindle Paperwhite (10世代)購入! 読書って、楽しかったんだ……

Kindle Paperwhite (10世代)を購入!

先日、Kindle Paperwhiteの第10世代を購入しました。

年始のセールで、2,000円引きだったもので。
奮発して「広告表示なし*1」「4GなしWi-Fiのみ*2」「32GB*3」のバージョンにしました。

ここ数年、購入する本・マンガは、基本的にKindle版だけにしていたんですよ。狭い部屋に物理書籍を買って帰っても、すぐに持ちきれなくなって処分しないといけなくなるからです。

そして、Kindle本はスマホで読めるから、別に専用端末を買わなくてもいいと思っていました。

しかし、仕事で一日パソコンをにらみつける生活の前後に、スマホで本を読むのって、チカチカした光で目を痛めつけてる感じがしていたんですよね。漫画ならまだしも、活字の本を読むのには、なかなか忍耐を要しました。

自然と、読む本の数は減りました。*4読書が全然できてないなと、ちょっと焦ってました。

スマホで本を読むのは、目が限界かもしれない」と思っていたところに、ささやか*5ながら、Kindle Paperwhiteが安売りの報。
もう、自分へのお年玉だ! と、思い切って買ってしまいました。

購入して10日ほど経ちましたが、感想は「買って良かった!!」です。

今日は、そんなレビュー記事です。

Kindle Paperwhite(第10世代) 使用の感想

使ってみて感じたメリットとデメリットを、一つずつ挙げていきます。

メリット

とにかく、読みやすい!!

もう、これに尽きます。いろんな意味で、本(主に、マンガではなく活字)が読みやすいです。

まず、誰もが言うように「E-inkのディスプレイ」が非常に読みやすいです。紙のような質感に見えるディスプレイを、ディスプレイの背面ではなく前面から照らします。この結果、直射光が目に入らず目に優しい、ということのようです。

どのくらい紙っぽいかというと、最初に表示されていた画面*6を「操作説明の紙が貼り付けられている」のだと勘違いして剥がそうと思い、カリカリ爪でひっかいたくらいです。
電源を入れたら表示が消えて、びっくりしました。

もう、スマホのディスプレイとは見え方がまるで違います。比較対象がスマホだと、見ていて「気持ちいい」とすら感じる*7見やすさです。

実際の紙の本と比べても、周りが明るくても暗くても見やすくて、良い感じです。前面からディスプレイが照らされているため、夜道でも読めます。やめよう、歩きスマホ

ディスプレイの広さも、ポイントが高いです。
とはいえ、普段遣いのスマホ(SH-M07)も5.5インチディスプレイなので、6インチのKindle Paperwhiteのディスプレイは、そこまで広くはないですね……? この印象の違いは、なんだろう……?

……と見比べてみると、表示される行数には、1.5倍くらいの違いがありました。Kindle Paperwhiteの方が、余白を少なく表示しているのかも。これだけ違えば、「広さ」の印象はだいぶ変わりますね。

これだけ広いので、マンガの見開き表示も良い感じです。
ハチワンダイバー』の見開き表示の多さには、スマホで読んでて閉口しました。スマホで横表示するとさすがに狭すぎるので、中途半端に左右のページを行き来してたんですよね。Kindle Paperwhiteで読むと、なかなか快適。

ただ、文字が小さめのマンガはちょっと辛そうです。コントラストを濃く設定できないのは痛い。小さめの字や細めの線は、ちょっと見にくいです。
ハチワンダイバー』は、ちょっと文字が大きそうだからなぁ。 『働く細胞』は相性悪そう。

薄くて軽い

これも、主観や直感の話になってしまうのですが、びっくりするほど軽いです。

実際の重さで言えば、スマホよりちょっと思いのですが、重さの差以上に端末の面積が違うので、印象としてはKindle Paperwhiteの方が軽く感じるくらいです。

文庫本よりは重いですが、ハードカバーの本よりは軽そうですね。そして、文庫本2冊よりは軽い。これで数百冊の本が入るのだから、携帯性はとんでもないです。

ポンポンめくれる

Kindle Paperwhiteは、Kindleアプリより、めくりやすく設定されています。
画面の大部分が「タップすると次のページに進む」というエリアに割り当てられているため、適当な箇所を叩くと次のページに進めます。そのため、Kindleアプリで「画面端をタップ」とか「読みたい方向にスワイプ」していたときより、ポンポンめくってページを進められます。

この分、「操作メニューを表示する」といった機能に割り当てられているエリアは狭いので、Kindleアプリの気分でタップすると、「あ、ページめくれちゃった」となるシーンもあります。ここはもう、慣れですね。

防水

購入前、『きんどるどうでしょう』管理人のきんどうさんに「風呂に持ち込んでればイヤでもメイン端末になると思いますよ」と言われて、「日常はシャワー派ですねん」と返していました。

でも、お風呂読書、いいですね!!

一人暮らしを始めてこっち、湯船にお湯を張るなんて月に1~2回だったのですが、Kindle Paperwhiteを購入してからの10日間で、すでに3回、湯船に浸かってます。

風呂場への持ち込み時点では冷たいので、ディスプレイに水滴がついてちょっと曇りますが、手で拭う程度で対応可能。曇っても、画面めくりには支障がありません。

お風呂読書、良いですね。
時間を知的に贅沢に使っている気分になります。

バッテリー持ちの良さ……は、気づきにくい

バッテリー持ちの良さの恩恵は、多分に受けているのだと思います。が、すでに紙の本を読んでるような気分でKindle Paperwhiteを使っているので、「バッテリーの持ちが良くてありがたいんだ」とは、いかんせん気付きにくいです。

バッテリを消費するのは、「ディスプレイの表示内容を変える(ページをめくる、スリープモードと行き来する等)」ときだけなので、非常に持ちが良いようです。

従来の「時間つぶし」は、Webにせよ読書にせよラジオにせよ音楽にせよ、スマホ依存になってしまっていた。なので、スマホのバッテリが切れると、ぼーっとするしかありませんでした。独立の端末でバリバリ本を読めるのは、そういう意味でも良いですね。

デメリット

一つのデメリットを除いて、「些末だ」と感じています。

スマホ以外に「読書専用端末」を携帯しないといけないこと

Kindleアプリと比べたときのデメリットなのですが、これはもう、仕方ないですね。些末です。通常の本よりははるかに携帯しやすいですし、諦めもつくところです。鞄のポケットに(実は、コートのポケットにも)すっと入るので、気になりません。

強いて言えば、スマホ(おサイフケータイ)と違って改札の通り抜けに使えないために持ち替えが必要なことは気になりますね。選択肢が限られるおサイフケータイを使い続けている動機の一つがスマホを見る」→「改札を抜ける」→「スマホを見る」をシームレスにすることですから、Kindle Paperwhiteが生活に密着したら、次のスマホおサイフケータイ機能がないやつでも諦めがつくようになるかもしれませんね。(笑

大きいこと

親指を使って「掴んで」しまうとページめくりができないので、親指がフリーな持ち方をする必要があります。 大きいことは良いことだ、というところもあるのですが、さすがにちょっと持ちにくいですね。でも、些末なデメリットです。 私は左手で保持してますが、立てて持つと滑り落ちそうになります。
小指に載せると、指の力が負けますね……。

寝かせれば4本の指の上に載せることができますが、引っかかりがまったくないので、何かの拍子に落ちそうな気がします。

暫定的には、手のひらに角を載せるフォームがいいのかなぁ。
あんまり難しければ、スマホ用のリングを付けることでも考えます。あれって、お風呂では剥がれちゃいますかね?

ときどき、反転表示が発生すること

挿絵ページやマンガなど、活字でないビジュアルの入ったページをめくるときは、「いったん画面が黒く染まってから、次のページが表示される」反転表示が発生します。

これは、気になる人は気になると思います。些末だと言いたい。気になることもあるけど。

「私は気になりませんけどね」と言いたくて試しに『つまさきおとしと私』や『リボンの武者』を読んでみましたけど、……意外に気になるなぁ……??

ちょっと慣れがいるかもしれません。
Kindle Paperwhiteの強みは、マンガより活字じゃないかなぁ。

マンガを読むときの反転が気になる人は、「Kindle Paperwhite端末は活字専用」と割りきって、8GBモデルを選ぶのも手ですね。

操作の非直感性

前述の「画面の大部分はページめくりに対応」という性質や、スマホとは操作法が違う性質から、「スマホの気分で直感的に操作」しようとすると、誤操作しやすいです。でも、些末です。

Androidスマホの「バックボタン」「ホームボタン」「メニューボタン」に相当するような、固定位置のソフトボタン・ハードボタンはありませんし。

「読書中、メニューを表示*8しようとして画面中央をタップしたら、次のページに進んでしまう」というケースが、誤操作の大半ですね。

書籍一覧性の低さ

8GBや32GBの容量を持ち、マンガでも数十冊以上を記録できる端末ですが、ホーム画面では3タイトル、ライブラリ画面では6タイトルしか一度に表示されません。使い方を選びますが、でも、些末です。

めくって、めくって目当ての本を探すのは、かなり大変です。

読みたい本は、他の手段(スマホ版とか)でアタリを付けて、検索画面から呼び出すのが良さそうです。

白黒表示、スマホより解像度は低め

仕様上、白黒表示です。これはもう、仕方ないですね。些末どころじゃないです。

『バッタを倒しにアフリカへ』なんかは、ふんだんに盛り込まれた美しい写真が大きな魅力ですから、Kindle Paperwhite端末ではなく、高解像度のカラーディスプレイで見るのが断然オススメです。

また、解像度もスマホ等のディスプレイに比べれば荒いので、マンガの文字も、作品によっては小さすぎて読みづらいです。 細い線も見づらいときがありますね。

プライバシー

Kindle Paperwhite端末は、その特性上「本」というより「本棚」です。無礼な人に勝手に見られると、蔵書が丸ごとばれます。そういうのを警戒するならパスワード設定が必要設定が必要ですが、そうすると読書の利便性が落ちますので、扱いには環境も考慮して注意が必要です。とはいえ、些末な問題です。

と、ここまでは「仕方ないな」とか「気にならない」と感じる、些末なデメリットです。本当に重要なのは、次の一点だけ。
ここさえ問題なければ、「買い」です。

金額

「読書」をするために、「本代に加えて1万円~1万5千円」出すのは妥当ですか? という点です。
これが一番重要な点だと思います。
私は気に入ったので元が取れそうですが、購入時点ではさすがに迷いました。

しかし、Kindleなら安売り本も多いですし、

  • 安売りセールの活用で「紙の本より安く買う」という節約価値
  • 気軽にどんどん本を読めるという便利価値
  • ガジェットとして面白いオモチャ価値

で、元を取れるか、というところで、購入是非を考えると良いでしょう。

私は、「活字の本*91冊ごとに、節約価値+便利価値で100円分元が取れる」と見なして、「購入した端末で、活字本を150冊読む」のを「元が取れたライン」の目標にしようかと考えています。

ちなみに、ここまでの10日ですでに、下記の本を読破しました。

  • 瘤久保慎司『錆喰いビスコ(1)』
  • 呉座勇一『一揆の原理』
  • 野崎まど『独創短編シリーズ 野崎まど劇場』
  • 野崎まど『独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)』
  • 小杉俊哉『起業家のように企業で働く』
  • 三上延ビブリア古書堂の事件手帖(1)』

……これは、ここ数年の私としては、すばらしいペースですよ……。
読書の楽しさを、久々に感じています。
このペースを維持すれば*102019年の10月には早くも「元を取ってしまう」というスピードです。

適宜、読書結果は報告したいと思います。

まとめ

  • Kindle Paperwhite第10世代機は、個人的には超お気に入り!
  • 活字を読むのが楽しい端末。お風呂も良いよ。
  • マンガを読むときは逆に「許せる」「許せない」が分かれそう。
  • おかげさまで、素晴らしく読書が捗ってます。

いやー、新年早々、良い買い物をしましたわ。
(今井士郎)

*1:広告表示ありより2,000円高い。

*2:4G回線が付きより、5,000円安い。

*3:いわゆる「マンガモデル」に対応する大容量版。8GBモデルより2,000円高い。

*4:漫画は、気楽に買う分、購入数が増えてましたけど。

*5:各端末2,000円の値引きでした。

*6:たしか、「電源ボタンを押してください」とか書いてあったと思います。

*7:さすがに気のせいでしょうが、主観的には本当です。

*8:Kindle Paperwhiteでメニューを表示させる操作の正解は、「画面上端をタップ」。

*9:マンガでない本。ラノベも含む。

*10:ムリムリ。