最近気になる投資ブログ
ここのところ、こちらのブログが気になっています。株式投資をされていて、こんな感じで儲かっているようです。
- 週に数回、3,000円ずつ儲けている
- 日中は操作も相場確認もしない
うわぁ……羨ましい……。
3,000円を20日/月(全営業日)取れたら、驚愕の6万円/月の儲けです。
半分でも3万円/月。
そして、サラリーマンが株取引をするとき問題なのは、リアルタイムで株価を見ていないと損をするリスクが大きすぎるため、ついつい仕事中に株価を見てしまうことです。
そんなことしていたら、本業に支障があるのは当たり前ですね。
Mono氏の投資法、私でも真似できるのでしょうか?
細かい方法はブログに記載されていないようなので*1、記事に書かれている内容から、どのような取引手法をとっているのかリバースエンジニアリング*2してみたいと思います。
ブログ記事から分かること
こちらの記事を参照して、手法の分析をしてみましょう。記事から分かることを、順に分析していきます。
1日に、3,000円ずつ勝っている
この点は、先ほども確認した内容のおさらいです。ほぼ3,000株を取り引きしている
記事中のスクリーンショットを見れば分かりますが、各々の株は3,100株ずつ購入されていますね。これらから、一つの答えが導き出せます。
Mono氏は、1円の値動きから、キャピタルゲイン*3を取っている。
A社の株を100円で3,100株購入し、101円で3,100株売却すれば、3,100円の儲けです。
実際は取引手数料が片道200円程度かかりますが、まあ3,000円の儲けと表現していいでしょう。
「買って、売る」「空売りして、買い戻す」、いずれかのセットを自動的に実施している
日中は「アプリを(たぶん、株価自体も)見ていない」と記事に書かれています。ということは、「買って、売る」「空売りして、買い戻す」いずれかを、自動で行ったということです。
なにそれ……? 知らない……。
私が知っているのは、「取引価格が○○円(以上/以下)になったら注文を出す」という「逆指し値注文」だけです。
単なる逆指し値注文の場合、「ポジションを取る(新規に買う/空売りする)」か「ポジションを手仕舞う(手持ち株を売る/空売り株を買い戻す)」の片道通行で、「自動的にポジションを取って、手仕舞う」ということはできません。
自動売買のツールかなにかがあるのかな、と思って、調べてみました。
一部証券会社では、自動売買のツールがあった
「自動売買 株」でググってみました。カブドットコム証券やマネックス証券だと、自動売買に普通に対応しているんですね……。
それぞれ、どんな自動売買注文ができるのか確認したら、どちらかの証券口座を開設してしまうかもしれません。
今回分かったこと
Mono氏は、以下のようなトレードを行っています。分析の踏み込みがまだ深くない代わりに、これらの点は間違いないと思われます。
- 目標利益額と同数の株を購入している
- ポジションを取った後、想定方向に1円動いたところで利益を確定している
- これらの取引はなんらかの自動取引ツールで行っており、日中は操作を行っていない
未だに残る謎
Mono氏をまねするには、あといくつかの検討をする必要があります。- 結局、どんな株を選ぶか
- 予想通りの値動きをしなかった場合、どのようにロスカットするか
前者は、まぁ、仕方ありませんから、自分でこれだと思う銘柄を選ぶしかないと思います。
問題は、後者です。
この手法は、「1円の値幅で利益をとる」方法です。
もし、想定通りに値が動かず、「逆方向に10円」動いてしまったら、10勝分の利益が吹っ飛びます。
一方、「逆方向に1円」動いた時点でロスカットしてしまったら、ロスカットの件数が増えすぎて利益が残りそうにありません。
「1円で利益確定」「1円でロスカット」という作戦で5勝5敗なら、取引手数料の分だけ損をしてしまいます。
考えられる作戦は、大きく分けて1つです。
利益が出る取引の割合を増やして、損失を補填する。
1件ごとに許容する損失を小さくするほど、利益が出る取引件数の割合は小さくなります。
どのような作戦でバランスを取っているのか。
私、気になります。
(今井士郎)
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