今日も元気に問答御用

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実録! 『はじめてのローストターキー』後編

前回のあらすじ

ターキーを調達し、マリネしました。(12/23の出来事)

ロースト当日の作業

ロースト実施の場所選び

冷凍ターキーが、自宅のオーブントースターに収まらなかった問題については、別の家のオーブンを貸してもらうことで決着しました。
実は12/24に、解凍済みのターキーを突っ込んでみたところ、自宅のオーブントースターにもすっぽり収まりそうでした。
今度、自宅でもやってみます。

ともあれ、クリスマスイブ当日は、ウキウキしながらパーティ会場に向かいました。
ケンタッキーに並んでる人たちを見かけて、ちょっとした優越感を感じるやら、ローストに失敗して悲しいことにならないかと心配するやら。

ローストの下準備

マリネしたターキーを実際にローストするまでは、こんな工程があります。

  1. スタフィン(詰め物)を作る
  2. スパイスや塩コショウを塗り込む
  3. スタフィンを詰める
  4. 焼く

順番に見ていきましょう。

マリネしていた肉は、こんな感じ。
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一緒に詰め込んでいた野菜が、表面にくっついています。
ブライン液(マリネ液)とマリネ野菜は、使い道があるかもしれないのでとっておきました。

表面にくっついた野菜をひっぺがし、詰めてあった野菜もほじくり返して、ターキーを空にします。

そして、スタフィン(詰め物)を作りましょう。

スタフィンづくり

スタフィンの材料は、こんな感じ。
パンを使おうかとも思いましたが、急遽、リンゴに選手交代を決めました。
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セロリ:半分
リンゴ:1/4個分
内臓 :入っていただけ(写真よりもうちょっと細切れにしました)

塩コショウとバターで炒めます。
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バターは20g投入しましたが、ちょっと入れすぎだったかもしれません。

スパイス塗り塗り

水気を切った……というより、スタフィンを作っている間にすっかり乾いてしまった肉の表面に、味付けをします。
まずは塩コショウ。そしてスパイス群。
タイム・クミン・オレガノ・パセリ。(いずれもS&Bの瓶詰め)ダマにならない程度の量を肉にふりかけ、まんべんなくすりこみました。
適量は、よく分かりません。

そして、電子レンジに15秒かけて溶かしたバターも塗り込みます。
先ほどのスタフィンをおなかに詰め込んで、味付け完了です。
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焼く前に、あと3ステップ。

  • スタフィンを詰め込んだ肉の腹を、つまようじで適当に縫い合わせてふさぎます。
  • 肉に、ポップアップタイマー(肉が焼けたことを知らせるタイマー)を突き刺します。
  • 七面鳥の手足を、凧糸で縛ります。

凧糸は、形が崩れないためにも大事なのですが、「熱々のターキーを運ぶときの、貴重な取っ手部分」にもなります。
一番小さいレベルのベビーターキーでも、デカくて重いので、手掴みじゃないと運べたもんじゃありません。。
糸はちょっと長めに切って、別に輪っかを作っておくのもいいかもしれません。
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いざ、ロースト!

ターキー同梱の説明書の通り、130℃でオーブンを余熱します。
こうするとターキーがパサつかないという噂を聞き、アルミホイルでくるんでみます。
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(赤いのがポップアップタイマー。焼けると、赤い部分が飛び出す)

まずは試しに1時間。
……ぜんぜん、肉の色が変わってませんでした。

慌てて作戦変更。
オーブンの温度を160℃に。
アルミホイルは剥がしました。

さて、おいしく焼けるでしょうか?

ソースづくり

焼いている間に、ソースを作ります。
今回作るソースは、3種類です。

  1. グレイビーソース。小麦粉とオリーブオイルを炒めた物に、ターキーの肉汁を加えたソース。
  2. グレイビーソースの肉汁の代わりに、ブライン液を加えてみるソース
  3. マーマレードベースのフルーツソース

順序的には、3→2→1の順で作りました。

マーマレードベースのソース
ローストターキーのソースとしては、クランベリーソースが一般的なようなのですが、クランベリークランベリーソースも調達していませんでした。
スーパーにもカルディにも、クランベリー系の食材は置かれておらず。
そんな中、ネットで見かけたのが、「マーマレードを水や白ワインでのばして、煮込めば、フルーツソースができますよ」という記事でした。
でも、「水でのばして、さらに煮込んで」って、意味あるんでしょうか……?
疑問に感じていたところ、こんなレシピを見つけました。

オレンジマーマレード:赤ワイン = 3:2 で混ぜる。終わり。
か、簡単だ-!!
赤ワインは、ターキーと合わせるために購入済みです。

買ってきていたレモンマーマレードと、赤ワインを混ぜてみました。
こんなん。
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そして、味見。
……とっても、おいしい……。

特に意外性のある味ではなく、「マーマレードと赤ワインをまぜた味」です。
さわやかで、とってもおいしい。
簡単すぎて、ちょっとショックでした。

よし、これで、残りのソースが悲惨でもなんとかなるぜ!

ブライン液のソース
オリーブオイルと小麦粉、それぞれ大さじ1を、フライパンで炒めます。
そこに、いったん煮立たせたブライン液*1を少量ずつ混ぜていきます。

ある程度液状になったところで、味見。

……まっず……。

舌に載せた瞬間は、美味しい気もするんです。
しかし、2秒後には「塩気とリンゴジュース」の大喧嘩が始まります。
これは……だめだ……。
というか、これに漬け込んでたターキー、本当に大丈夫か? と思えてしまう味でした。

本命のグレイビーソース
そうこうしているうちに、ターキーが焼きあがりました!
いい焼き色がついて、ポップアップタイマーも飛び出しています。
タイマーが飛び出したのを確認してから、追加で10分焼いて、ロースト完了としました。
160℃設定+アルミホイル剥がしから、90分くらいだったかと思います。
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ターキーはお皿に移して、アルミホイルでくるんで休ませます。これは、ステーキと一緒ですね。
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そして、オーブンの皿に残った肉汁で、最後の勝負です。

オリーブオイルと小麦粉(各大さじ1)をフライパンで炒め!
肉汁に少量の水を加え!*2
フライパンの小麦粉に、一匙ずつの肉汁を加える!
ホワイトソースを作る要領で、少しずつ、少しずつ!

混ぜる前に、肉汁を味見した時点で、おいしくてびっくりしたんですけどね。
ああ、これは、ソースにしても絶対美味しいなと、確信しました。

小麦粉と肉汁が混ざったら、炒めておいたタマネギを加えて、ソースも完成です。
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盛りつけ!

肉から凧糸やつまようじを取り除き、ソースを添えたら、盛りつけは完了です。
日本某所の食卓に、アメリカンなごちそうが登場した瞬間です。
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切り分けましょう切り分けましょう。
レッグを切って、グレイビーソースをかけましょう。
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絶品!!

レッグと手羽をもぎ取ったら、胴体の肉もそぎ落としましょう。
参考にした動画は、こちら。

実践結果はこんな感じ。
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あとは、思い思いにグレイビーソースかマーマレードソースで。
何もつけなくても、香辛料の風味と肉の味で、充分に美味しいくらいです。

「挑戦してよかった!!」というのが、今回の感想です。
多少手間はかかりますが、「七面鳥の丸焼き」というのは、ビジュアルといい言霊といい、ものすごいごちそう感です。
材料費は4,000円くらいで、決して安くはありませんが、ごちそうにしては安い!ということで。

満足です。
遅刻しましたが、メリークリスマス!
(今井士郎)

今回のより少し大きいもの

ターキーの夢は、終わらない……。
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To be continued?

*1:生の鳥肉を漬け込んだ液なので、味見の前に加熱します

*2:都合、1.5倍くらいに薄めました