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ヨッピー『明日クビになっても大丈夫!』感想 「明日クビになったら、やっぱりダメじゃん」でも、いい本

私がブログを書く理由

これまでも何度か宣言している通り、私は

気楽に好きなことを書きながら、ちょっと副収入にならないかなー

などというフワフワした動機でブログをやっています。
ざっくり目的を整理すると、こんな感じですね。

  • アフィリエイト収入が入ると嬉しいなー。生活費や本代の足しに。*1
  • いろいろ書くと、頭の体操になるな
  • 文章構成うまくなりたい
  • 趣味の創作の下地を作るために、「物を書く」習慣が付くと嬉しいな
  • タイピングを鍛えておけば、いざ趣味の創作を再開したときもがはかどりそうだな
  • キーボード叩くのも楽しいし
  • 別に、有名ブロガーになってちやほやしてもらえてもいいのよ?*2

いろいろ目的はあるわけですが、一応、最もわかりやすい目的としては「お金が欲しい」が来るわけです。
好き勝手な文章を書き散らかしたいという思いも強いので、「売れ線」を意識した記事はまず書いてませんけど。

だから、「日本で一番数字を持ってるライター*3」であるヨッピーの副業で稼ぐためのノウハウ本が発売されたら、興味本位で購入するのも自然なことでした。
明日クビになっても大丈夫! (幻冬舎単行本)

同書を読んだ感想

第一印象、そして最後までの印象

この本、『明日クビになっても大丈夫!』というタイトルは、あまりにも大嘘です。
内容を反映するなら、『このくらい丹念に趣味を副業として育てた人だけが、明日クビになっても大丈夫!』です。

だって。
「日本一数字を持ってるブロガー」の戦略・実践と体験談を聞かされても、「そりゃあ充分な儲けも出るだろうさ。そんだけどん欲に頑張れればな」としか思えないですって。

第一章で語られる、「副業としてのライター」時代のお話、なかなかすごいですよ。
才能があるであろう人*4時間を使い頭を使い、プラス体も張っているが、別に儲かっている訳ではない、という下積み経験ですからね。
時間も頭も体もヨッピーの10%しか使わないとしたら、その記事の価値は当時のヨッピーの記事の0.1%かもしれません。

一般人の「趣味の範囲の」「通常の頑張り」とは、モノが違いますわ。

会社は辞められなくても、人生を豊かにはできる

だからこの本が、一般的な根性の持ち主には全く無意味かというと、そんなことはありません。
書かれている内容を実践できれば、人生が多少はマシになるであろうことが書かれてます。

ざっくり書けば、これだけですからね。

1.興味があることをやってみる
2.やりたいことを見つける
3.やったことを発表し、実績を作る
4.実績を積み重ね、マネタイズする

「やりたいこと」が見つかっているなら、2から始めればOKです。
「食える仕事」にできなかったとしても、これ自体はいいことしかないことが分かります。

4まで行けば、食えないとしてもやりたいことで小金を稼げている状態です。
3まで行けば、やりたいことが実績として積み重なった状態です。
2まで行けば、知らなかった「やりたいこと」が見つかった状態です。
1だけでもやったことのないことを経験できた状態です。

試したことが、受け止めきれない金銭的損失時間的損失、肉体的損失社会的損失になったとしたら「体験できてよかったね」でもありませんが、もし「体験できてよかったね」な経験をできたとしたら、その時点で人生にはプラスです。

……だからまぁ、取り返しのつかないリスクのある「体験」は自己責任でやりましょうね?
ヨッピー本人がやってたという「国会議事堂の前で自慰行為をする」というのは、失敗した場合の社会的損失が大きすぎて、とてもオススメできません。

この本やこの記事を読んで「いいかも」と思ったなら、興味のある、できることを、やってみればいいんですよ。
大丈夫。金にならなくても、その経験は得ですから。

「やりたいこと」と「なりたいもの」は違うという戒め

しっかり釘を刺されているのは、「やりたいこと」というのは本当に「やりたいこと」で探しましょう、ということです。
この場合の「本当に」というのは、「人生をなげうってでも」という意味ではありません。

「俺は作家になりたいんだ」という人がいたとして、それが「小説を書きまくりたい」からであれば、作家は彼の「やりたいこと」です。
副業として小説を書きまくり、デビューでも小金でもカクヨムでの発表でも目指せばよろしい。
しかし、「作家になりたい」理由が「『先生』と呼ばれたい」「印税生活したい」だけだとしたら、作家は彼の「やりたいこと」ではありません。
副業化する「やりたいこと」としては、他を探しましょう。

「なりたいこと」と「やりたいこと」は、必ずしも一致しないのです。

「書く」技術というアドバンテージ

最後に、読んでいて強く感じたのは、「書く」という手段の重要性です。
「発表して、実績を作る」ことが勧められていますが、やっぱり「文章で発表する」というのは、一番ハードルが低いんですよね。

「音楽」「イラスト」「写真」といった、まさに発表・創作系の趣味なら別の発表方法もあるのでしょうが、ヨッピーが好きだという「銭湯に行く」「風俗にいく」なんていう趣味について「発表」するなら、やっぱり文章が一番楽ですし、文章が書けないと相当にキツい

「苦痛なく理解してもらえる程度の日本語が書けること」
「文章を書くことが、少なくとも苦痛ではないこと」が、本書を実践する上で一番才能の要素が強いように感じました。

好き好んでブログを書いてるような人でしたら、この点は大丈夫でしょう。
しかし、書くことが好きというのは、それなりにラッキーなことなんだなとは思わずにいられませんでした。

まとめ

  • この本の内容を実践することは、大抵の人の人生を豊かにすると考えます。
  • この本を読んでも、そして実践しても、「明日クビになっても大丈夫」な状態には、たぶんなれません
  • ヨッピーが提唱するノウハウを知りたければ、この本を読みましょう。
  • ざっくりとした考え方だけであれば、この記事を読んだだけでもある程度は分かったはずです。行動してみてはいかがでしょう。
  • ヨッピーの記事を読んだことのない人・ヨッピーの記事が嫌いな人には、さすがにオススメできないかな。

私は、書くことで小金や大金を稼げる人に「なりたい」です。
(今井士郎)

明日クビになっても大丈夫! (幻冬舎単行本)

明日クビになっても大丈夫! (幻冬舎単行本)

*1:現在、月給は500円前後です

*2:有名ブロガーになれたとしたら、ちやほやされる以上に敵ができそうですが

*3:『明日クビになっても大丈夫!』より

*4:成功の理由を安易に「才能」とするのは失礼ですが、さすがにヨッピーは「才能がない」人ではありますまい。