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『教養としてのプログラミング講座』感想 ジャスト教養、ノット実用

やってみよう、プログラミング

仕事で、ごく簡単なプログラミング(VBS)をする羽目になりまして。
プログラミングとしては簡単な部類でも、完全なる初心者にはぜんぜん簡単じゃありませんでした。

具体的に言うと

PCにインストールされているOffceのバージョン(2007とか2010とか)を判定して、特定のバージョンがインストールされてたならレジストリを書き換える

って内容なんですけどね。
「同僚が作った良く似た目的のVBS作ってたから、それをちょいちょい書き換えてくれればいいよ。簡単でしょ?」
簡単じゃねぇよ。こちとら完全未経験だよ。
良く似たコードがあったところで、なにが書かれてるのかちんぷんかんぷんなんだよちくせう!

藁にもすがる気持ちで

前々から評判を聞いていて気になっていた、清水亮著『教養としてのプログラミング講座』(中公新書ラクレ)を読みました。まぁ、結論から言うと、お仕事のためにはクソの役にも経ちませんでしたね。
こことかアットマークITの記事を一生懸命読んで、なんとか一日でモジュールを提出しました。

純粋に、本として

仕事の事を抜きにしたら、「まぁ、いい本」でも、「ちょっと、軽い」って感想でしたね。
真摯に、分かりやすく、「プログラミングとは何か」を、「一般的に言うところの」プログラミングの実物(難解な英語もどきのテキストで書かれた文字列)を使わずに説明していました。
「プログラミングとは何か」を知っている人でも、確認や整理の意味で読んでみるのは、充分にありかとは思います。
途中途中の、コンピュータの歴史コラムは、素直に面白かったです。

とはいえやはり、この本の価値がばっちりはまるのは、「プログラミングって何? よく分からないけど、どうせ難しいんでしょ?」と考えている、プログラミングの実際を、全く知らない層でしょう。
私も、今回の必要にかられる前に読んでおければ、もうちょっと肯定的な反応を返せていた気がします。

こんな人にお勧め

  • そのうち、何かの拍子でプログラミングをやらされかねない人
  • 純粋に「教養としてのプログラミング」ってなにか、軽く勉強してやろうという人

とにかく、有意義な内容に比して、非常に軽く読めます。
「ちょっと、読んでおく」には、結構オススメの本です。
(今井四郎)