1.お先に結論
前回の記事で、バランスボディ研究所の「どこでもマッチョ」で事故(転落。けがはありませんでした)を起こした出来事をブログに記載しました。基本的には、製品に欠陥があるのではないかという論調です。
ですが、その後の確認を経て、今回の事故は利用の状況に問題があったためであることが判明しました。
製品自体の欠陥ではなかったという周知と、バランスボディ研究所さんの対応は丁寧でしたよという報告を、この記事で行おうと思います。
2.経緯
まずは、ざっくりとした経緯を述べます。2/4 今井が、当該商品を使用して転落のトラブルを起こす。その旨をブログで報告。
2/5 ブログを読んだバランスボディ研究所の方から、Twitterにてコンタクトあり。やりとりの中で今井が、「利用環境は正常だったか」という質問を受ける。当日の深夜、今井が利用環境を確認。問題があったと認めざるを得ない状況と判明。ブログの当該記事に注意書きを追記。
2/6 バランスボディ研究所に謝罪するとともに、修正記事の発表方針について合意。
その合意を受けて、本記事を執筆します。
3.実際の様子
3.1.コンタクト
2/5、私は不機嫌に仕事をしていました。転落の翌日です。
転落時にケガというほどの問題はなかったものの、受け身を取った際に頭を守って丸まった関係で、首がひどい筋肉痛になっていたのです。
うう~。
首が痛いのは、落っこちたせいだ。*1
欠陥商品のせいだ。*2
俺が仕事が遅いのも、きっとそのせいだ。*3
そんな中、私のケータイが、Twitterのメンションを受けてふるえたのです。
来たのは、こんなメッセージでした。
@shiroimai 突然失礼します。バランスボディ研究所です。ブログを拝見しました。何かありましたらご遠慮なくご相談ください。
— 筋肉隆々@バランスボディ研究所 (@RyuryuBalabo) 2016年2月4日
すごいな。
こんなに早く気付くほど、マメにエゴサーチしてるんだ。バランスボディ研究所の中の人。
関心するやら驚くやら。
しかしもしかしたらこれは、交換なり補償なりを受けられるチャンス?
そう思った私は、こう返しました。
@RyuryuBalabo コンタクトありがとうございます。びっくりしました。伺えるのであれば、以下を伺いたいです。
— 今井士郎 (@shiroimai) 2016年2月4日
1.私の使用方法は、商品の想定内ですよね?(購入2年以内、バーでの懸垂)
2.修理・交換等、何らかの無償/有償サポートを受けることは可能でしょうか。
それにも、早急なリプライ。*4
@shiroimai ご返事ありがとうございます。ご利用方法について数点伺いたい点があります。本製品はドアサイズに合わせて調整できるようになっておりますが、現在お使いいただいているドアの厚みに合わせてお使いいただいていますでしょうか。
— 筋肉隆々@バランスボディ研究所 (@RyuryuBalabo) 2016年2月4日
@shiroimai また、ドア枠と壁との厚さはどのくらいでしょうか。本製品は最低でも5㎜(推奨1㎝以上)となっております。
— 筋肉隆々@バランスボディ研究所 (@RyuryuBalabo) 2016年2月4日
……ん?
ドア枠の厚さ?
……5mm、ないかも……。
3.2.現場確認
当日も23時過ぎに仕事を終え帰宅した私は、手洗いうがいを済ませると、早速ドア枠にメジャーを当てました。……やっぱり、5mmない……。
どう贔屓目に見ても、4mmはない……。
この時点で、バランスボディ研究所さんの勝訴確定、私は平謝りの体勢となりました。
本体が引っかかるだけの出っ張りがなければ、そりゃ落ちても文句は言えませんや……
3.3.対処への合意
そして翌日2/6(金)、私は仕事の合間にバランスボディ研究所さんにメールする不良サラリーマンと化していました。だって、当日にやりとりできないと週末なんだもん。
週末にブログ記事への反映ができないんだもん。
前回記事は、事実誤認に基づいて製品の悪評を振りまく記事ということで、記事の削除か、正しい使い方についての周知追記を行って欲しいというのが先方の言い分であり、後者は私の意志とも合っていましたので、そちらの対応をとることにしました。
使い方を誤ると転落するという、注意喚起の立場から記事を残したい、問題が製品の欠陥ではなくこちらの過失であったことについては、読者に誤解を与えないよう明記すると申し入れたところ、快く了承をいただきました。
4.そんなこんなで注意喚起
道具を使うときは、説明書をよく読んで、正しく使いましょう。器具の設置条件については、こちらのサイトに記載されています。
私の場合、購入するときは実家での利用を想定していました。
実家の自室のドアは、条件に合っていることを確認して購入したんですよ。
引っ越し先の現在の部屋では、はめてみて「うんうん、使える」と確認しただけで、カタログスペックの確認を怠っていました。
反省します。
罪滅ぼしも兼ねて、バランスボディ研究所さんのアフターサポートについてご紹介すると、
- 基本的には、 info@balabody.com のメールアドレスで問い合わせ受付をされているとのことです。
- アフターサポートに限らず、「うちの扉に、『どこでもマッチョ』は取り付けられますか?」なんていう事前問い合わせへの対応もされているとか。
- 私は先方からTwitterにてコンタクトいただきましたが、さすがに偶然の要素も大きかったようなので、基本的には能動的に問い合わせてあげてください。
- 「条件にあっているのに取り付けができなかった」という場合は、無償(さすがに、往復の送料は返品者負担)での返品も受け付けているそうですよ?
5.今回の総括
「どこでもマッチョ」という商品は、興味があっても「胡散臭い」と思ってしまう人が、やっぱり多いのではないでしょうか。「気軽に取り外し可能な懸垂施設」なんてうまい話、信頼できるのかよと。*5
私もそうでした。
この商品で、欠陥による事故が今後も起きないという保証はありません。
しかし、私の今回のケースに限って言えば、事故は製品の欠陥ではなく利用者の過失によるものであると判明しました。
私への対応を行ってくれた担当の方々の態度にも、誠意を感じました。
これまでの印象よりは、信頼していい相手なのかな?という風に、印象は好転しています。
おまけ
これが使えなくなったら、室内懸垂はできないなぁ。出来もしない懸垂運動のために、近所の公園まで行くのは面倒だなぁ。
深夜帰宅の平日なんて、もう無理じゃないか。
また、もし、今井様のご自宅のドアで、
今回お取付になられたドア以外に、
弊社取付条件をクリアされているようなドアがありましたら、
有償とはなりますが、センターバーの交換も承ります。
(いただいたメールより引用)
……。
……?
……!!
洗面所のドアが、必要なサイズを満たしていました。
だめだったドアとここのドアと、私の部屋には2つしかドアがないんですよ。
試しにはめてみると、がっちり。
バーにぶら下がってみても、器具が落っこちない。
うわぁい、引き続き使えるよ!
……はい、正しく使ったらバーで懸垂しても問題ないですスイマセンでした!!
(今井士郎)
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