今日も元気に問答御用

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ホメ記事は 批判記事(のPV)を 超えない

とても伝えたがるけど、批判記事(のPV)に勝てない。

当ブログの人気記事

今、このブログには120を超える記事があります。
2015年8月から始まって、2016年5月は10ヶ月めだったことになります。

しかし、ブログで一番のPVを集めているのは、最初の月(2015年8月)に投稿した以下の記事です。

それはもう、ダントツ。不動のトップです。
毎日、PV数で二番手の記事にダブルスコア・トリプルスコアを付けてアクセスを集めています。*1

どういう訳か、最近になってコメント欄が荒れ始めたくらいです。
当初は、比較的冷静な反対意見や賛成意見がちびちびと書き込まれていたのですが、ここ数日は、感情的な投稿がやや目立ちますね。

『ヒット記事』の自己分析

この記事を書くときに、心がけてみたことがありました。
当時ネットで目にしていた「悪口の記事の方が、ほめる記事よりもアクセスを稼ぎやすい」という仮説です。

当時の記事は見つからなかったのですが、たしかWii Uのゲーム『スプラトゥーン』を扱った記事で、そのような内容が書かれていたと記憶しています。
曰く、「スプラトゥーンを批判する内容の記事を書いたら、スプラトゥーン否定派には喝采され、ファンには大ブーイングを受けた。その記事を書く前に、同ゲームを褒める記事も書いていたのに、批判する記事ばかりが注目された」といった内容でした。
そして、「ネットって、そういうところがあるよね」と続く記事。

統計やデータは知りませんが、感情の話としては、充分に納得のいく話です。

「好きなものを褒めて楽しい気持ちになる」エネルギーよりも、「好きなものをけなされて不快に思う、反撃したくなる」エネルギーの方が強いのは、実感できます。
「嫌いなものをけなす」エネルギーも、残念なことではありますが、大きいと感じます。
自分が「相手を批判する『正しい』立場」になれるのは、気持ちがいいことです。

そのため、記事のタイトルを「GATEを『読むべきでない』、6つの理由」としてみました。

タイトリングの結果

悪口を交えた記事タイトルの効果は、テキメンでした。
このブログで不動のアクセス数トップになっているというのは、冒頭でも触れたとおりです。

『GATE』が好きな人は、「俺の好きな作品をけなしやがって」と反論したくなってタイトルをクリックするのでしょうし、嫌いな人は、「俺の嫌いな作品をけなす、同志を見つけたぞ。いいぞいいぞもっとやれ」と思ってクリックするのでしょう。

内容的にはマトモな意見を書いたつもりなのですが、挑発的なタイトルにはお叱りも受けていますねぇ。

一部のまとめサイトが、アクセス数稼ぎのために、情報を「否定的な」方向、「けなす」方向に歪めるというのは有名な話です。アクセス数第一なら*2、それは合理的な戦略なのだと思い知りました。

その後の記事

GATE批判記事以降、悪口を書きたくて悪口を書いた記事はあるのですが、


PV数を稼ぐために、本来書きたい内容以上に批判を全面に出した記事はありません。
基本的には、褒める方向で記事を書くのが生産的だとも思っているので、「アクセス稼ぎのための悪口」は、封印しているつもりです。

しかしその結果、悪口記事に匹敵する反響を得られてないんですよねぇ……。
ガルパンとかオデッセイとかジュラシック・ワールドとかスター・ウォーズとか、いろいろ褒めているんですが。
アクセス数は、GATE批判記事に遠く及ばない。

記事の質・ブログの知名度・タイトルのセンスが同等なのであれば、アクセスを稼ぐ為には、やはり悪口記事が有効なのでしょう。

できれば、なにかを褒める記事で、言及対象が喜び、読者が楽しみ、私も嬉しくなる、三方よしの記事で、より大きな反響を得たいのです。
先は長いのでしょうが、ちびちびとがんばりたいと思います。
(今井士郎)

新聞記者が教えるブログの書き方。ブログはニュース以上に切り口が命!10分で読めるシリーズ

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*1:1日300PVに満たないブログのトップですけどね

*2:代償に、品性は失われますが