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007シリーズ完全初見だと、ときどき困惑。それでも楽しい『007 スペクター』

本日の映画『007 スペクター』

最近、気が向くとレイトショーを観てくるマンと化している、今井です。
今日は、『007 スペクター』を観てきました。
途中まではネタバレ抜きの感想を、
途中からネタバレありの感想を書いていきます。

ネタバレ込みになる箇所ではきちんと予告しますので、ネタバレを回避したい未見の方は、途中まで読んで回れ右してください。

ネタバレ抜き感想

総評

面白かったです。
星五つ満点で、星四つ以上
スターウォーズガルパンの後の方が、テンションは高かったですね。


実は私、007シリーズって観たことなかったんですよ。
面白いという話を聞いたから観に行っただけで、シリーズ(6代目ボンド=ダニエル・クレイグ版)では4作目ということも知りませんでした。*1

前作までの登場人物がなんの断りもなく出てきますし、しれっと「前作に登場していたあの人が死んだ」みたいなエピソードが出てきたときには、「いや、誰だよ」と思いました。
人間関係の把握にかなり戸惑いますね。

これから観に行く007未経験者は、出来れば前作を予習してから観に行きましょう。
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あらすじ

英国諜報組織、MI6(エムアイシックス)の工作員、「007」のコードネームを持つ男、ジェームズ・ボンドは、メキシコにいた。
死亡した先代M(MI6長官)の遺言に従い、犯罪者スキアラを消そうと追っていたのだ。
スキアラの殺害には成功したものの、現地では建物が倒壊し、群集の真ん中にヘリが墜落するかという大立ち回り。
現行Mの許可も得ない独断の行動であったことから、帰国したボンドは謹慎を言い渡される。
しかし、先代Mの遺言には続きがあった。
ボンドは、スキアラの死を見届けるべく、葬儀の行われるローマに飛んだ。

ボンドが巨大陰謀組織「スペクター」と接触しているその頃、英国諜報部の再編計画も進行していた。
MI6解散の危機は、英国を救うのか、追いつめるのか。
ボンドは、世界を救えるのか。

みどころ

ジェームズ・ボンド
とにかくこの作品の見所は
ボンドかっけえ!
につきると思うんですよ。

美形のおじさま。スーツでびしり!
何度も、スクリーンを見ながらため息をついたような気がします。

アクションがまた、いいんですよね。

得物はほぼ常にハンドガン
狙撃用にストックをつけているシーンも多く、ライフルを使わないみみっちさがまた、なぜかかっこいいのです。
ハンドガンって、いいよね。

走りながら飛んだり跳ねたりの射撃でなく、きちんと地面に直立した状態で敵を撃ち抜いていく様子は、説得力があってかっこよかったです。

ちなみに、私にとってのガンアクションの理想は『キック・アス』に登場したビッグダディ(ニコラス・ケイジ)です。
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派手さはなくひたすら堅実な射撃で無双。超かっこいい。

世界をまたにかけた景色
ボンド、すごい勢いで、世界を転々とします。
そのたびに、世界の名所が俯瞰で大写しになるんですよ。
これがまた、いちいちきれいで。
景色がきれいなのか、撮り方がうまいのか。
どの景色も、本当に素敵です。

2本のラインで繰り広げられるドラマ
ボンドが繰り広げている陰謀組織との対決が、当然ストーリーの主軸です。
しかし、英国本国で行われている、諜報組織再編の動きが、どうもきな臭い。
こちらも重要なストーリーラインとして描かれることで、続きがより楽しみになっていました。

ボンドガール
007を見たことのない人間からすると、「おお、これが噂のQ課(MI6内の、秘密道具開発局)か!」「これが噂のボンドカー(ボンドの駆るスーパーカー)か!」と、知識との答え合わせみたいな箇所がちょいちょいありました。

そして、「これが噂のボンドガール(ヒロイン)か!」というシーンは、2回ありました。
初回のあれは、おばさまは、違うんですか。

ボンドガールの女優さん、綺麗でしたよー。

とにかく、ボンドとその立ち回りがかっこよくて、それ以外もきちんと素敵でした、ってことです。

ここからネタバレ(個別シーンへのつっこみ)

え? え? と思ったところもあります。
この部分では、そういうところにつっこみます。
全部、具体的なシーンです。

ネタバレを回避したい方は、トップページに戻って他の記事を見てください。

……だめですか?
なら仕方がないので、ブラウザバックとか、タブを閉じるとかでもいいですよ?
わがままだなぁ。

ボンドガールでなかったおばさまの即落ち

最初に死んだテロリスト、スキアラの奥様。
ボンドが命を守ったら、5分以内に合体を済ませたようです。
……え?
……なんで?
……いい男だから?

トマドイ。

ボンドガールのクライマックススキップ

今度はほんまもんのボンドガール。
列車内で強敵を退け、興奮状態なのは分かります。
しかしよくあんなすぐに、あんなことやこんなことをおっぱじめる気になるものです。
体力はどうなっているんですか。
ロマンスを盛り上げるために殺された、しぶとい悪役おじさんに合掌。
あと、どうせそういうことになるなら、もうちょっとだけ描写してください

拷問は? ねぇ、拷問は!?

ボンド、捕まります。
敵がボンドに行う拷問というのが、「ドリルで脳の大事な機能をピンポイント破壊し、人格その他諸々を破壊すること」でした。
だったはずです。

2箇所の脳機能を破壊するため、2回ドリルが刺されてます。
痛そうだし、やられたら終わりじゃん、と思い、突き刺されるシーンではリアルに席で悶えました
「いやあああ、痛い痛い痛い!」って。

でも、ノーダメージだったようです。

……なんで?
……ねぇ、なんで?

関係ないですけど、「ジオン軍で一番最悪の拷問」というフレーズを思い出しました。

矢印に素直なボンド

黒幕と対決するため、壁に書かれた矢印に従って進む英国最高の諜報員ジェームズ・ボンド
初期ドラゴンボールだったら、あのままピラフ一味に捕まっているなという考えが、頭から離れませんでした。
「こっちか」
「こっちだな」
 ドスン!
「あっ! しまった! 閉じこめられた!」
 って。
ドラゴンボール (巻1) (ジャンプ・コミックス)

ともあれともあれ

上記のような文句を付けたい箇所も出てきてしまいましたが、全体的には大満足の映画でしたよ。
同シリーズの旧作も観ている方なら、私よりもっと楽しめる理屈です。
劇場で観てみてはいかがでしょうか。
(今井士郎)

こんなのも出てるんですね。

*1:観終わってから確認しました