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『魔法少女にあこがれて』大きな声じゃ言えないですが最高です

『まほあこ』を全巻購入しました

お正月から、Xでちらっと噂を聞いた作品がありました。
魔法少女にあこがれて』です。

魔法少女にあこがれて【電子限定特典付き】 (1) (バンブーコミックス)

いわく、深夜アニメとはいえ、あまりにオープンにえっちいことをしている作品であると。

ちょっと気にはなったのですが、そのまま忘れて過ごしていたら、原作コミックのKindle版 8円セール*1に遭遇しました。

8円ならまぁ、タダみたいなもんですから、気になっている作品なら買いますよね。
その後、気付いたら既刊11巻一気読みしてしまいましたよ、という状況です。

アニメも、慌ててAmazon Primeで視聴を開始しました。

ストレートなエロアニメなのであまり大きな声では言えませんが、最高ですね

おどおどサディスト、マジアベーゼ無双

どんな作品かと言えば、

  • ニチアサ的魔法少女が実在する世界で
  • 魔法少女ファンの陰気な女子中学生が
  • 「僕と契約して魔法少女になってよ」と言わんばかりのマスコットに騙されて
  • 魔法少女じゃなく『悪の女幹部』に変身、無理やり悪の組織に参加させられて
  • ドSに目覚めて無双していく

という作品です。

気弱な女子中学生だったはずのヒロイン、柊うてな が、基本的にはオドオドした態度を崩さない癖に、その実相当強気な態度で、敵も味方もとことんエロい目に合わせていきます。
変身後のうてなは、「マジアベーゼ」と名乗っており、この名は「魔法(ラテン語)」+「悪(ドイツ語 *2 )」の組み合わせであるそうなのですが、心ある視聴者からは「まじ(日本語)」+「ヤベぇぜ(日本語)」と評されているようです。

『ぼっち・ざ・ろっく』も大好きですし、どうやら私は「やるときにはやるオドオド系ヒロイン」が好物っぽいです。

ぼっち・ざ・ろっく! 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

ストーリーとエロのバランスがいい

この作品、まぁエロ作品です。
縛るし触るし脱がします。地上波版では「謎の光」があまりに大活躍し、過労で倒れんばかりです。
「セクハラ」というには深刻なことばかりやっていて、本当に深刻な呼称は避けますが、マイルドにいっても百合乱暴。

しかし、世に多数ある「魔法少女がエロい目に遭う作品」とは、一味違うように思うのです。

魔法少女系の作品と言えば、現行シリーズでは『プリキュア』に代表されるようなニチアサのシリーズがあります。
『HUGっと! プリキュア』だけは、全体の半分くらい見ました。
この手の作品は子供向けですから、ヒロインがエロい目に遭うことはありません。二次創作では、そういうのも溢れているようですが……。

それらをネタ元にした、「成人作品としてのオリジナル魔法少女もの作品」も多数存在します。
しかしそういった作品は、「エロ描写をすることのみを目的とした短編」が多いのではないでしょうか。
ネタ元のテンプレートに当てはめてキャラクターのバックボーンを想像させたり設定を開示したりはあっても、「物語」として描写される部分は極端に少ない、というような。

図にすると、こんな感じです。

この図に『まほあこ』をプロットすると、たぶんこの辺になります。

成人向けほどエロくはないが、かなりエロい。
本家ほどとは言えかもしれないが、エロ以外のストーリーも充実している。
そしてこの感じが、エロ描写の『ありがたみ』を生んでいると思うのです。

「脱いで当然」と思っている人が脱ぐのと、そうでない人が脱ぐのとでは、見ている側の嬉しさが違うじゃないですか。
「当然のように脱ぐ」くせに「脱いで当然とは思われていない」状況を、『まほあこ』では絶妙に生み出しているのではないでしょうか。

まとめ

とりあえず『魔法少女にあこがれて』に興味を持った人は、手近な配信サービスで過去話を見ればいいんじゃないかな?

なお本アニメは、修正度合いが3つのバージョンに分かれているようです。

  • TV放送ver. :謎の光が大活躍のマイルドバージョン。私が視聴しているのはこれ。
  • あこがれver. :dアニメストアAT-Xだけで見られる、かなりあけっぴろげなバージョン。
  • 超あこがれver. :すべての制限を取っ払ったバージョン。円盤でだけ視聴可能。

dアニメストアが気になりますが……『まちカドまぞく』(一期)以来のBlu-ray購入に踏み切る気がしています……。

(今井士郎)

*1:全11巻中、1~3巻対象

*2:『接吻』の意味になるのはフランス語