今日も元気に問答御用

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リコリコ小説も発売されるし、アサウラ作品はいかが?

リコリコ、いいよね

オリジナルアニメ『リコリス・リコイル』、大ヒットしてますね。
近未来の日本の治安を裏から支える、女子高生姿の秘密工作員リコリス」のバディ、千束(ちさと)と、たきな のギャグありシリアスありのガンアクション作品。

至近からの銃撃を「よける」、嘘たっぷりなのに格好いい銃撃戦の描写は最高ですし、しっかりギャグを織り込みつつ泣きたくなるようなシリアスも頻繁に挟んでくるバランス感覚は、凄いハイレベルでエンタメしているなぁと感じます。
Blu-rayは購入するか検討中です。

リコリス・リコイル 1(完全生産限定版) [Blu-ray]

主演声優のお二人が出演されているラジオも、毎回更新当日に聞いてますよ。

MCのお二人が、作品のスタッフ・キャストに感服している様子が、これまで聞いてきたどんなアニラジより強く出ている*1、聞いていて作品を何度でも見返したくなるラジオ番組になっています。時間的に、なかなか見返せませんけど。

私がこの作品を視聴することにしたきっかけは、原案となっている、ライトノベル作家アサウラ先生のクレジットでした。
去年『サバゲにGo!』が琴線に触れたのをきっかけに、Twitterアカウントをフォローしていたら、先生のリコリコ告知ツイートがあったんですよね。

そんなアサウラ氏によるリコリコの小説作品が、先ほど発売されました! まだ買えてません! 当然読めてません!

本当は「リコリコが発売される前に、アサウラ先生の過去作を読んでみようよ」的な記事にする予定だったのですが、更新が日付変更に間に合いませんでした。

当初はAmazonに紙書籍の販売ページしかなかったので、Kindle版は発売されないものかとやきもきしたのですが、昨日の昼に再確認したら、Kindle版もしっかり登場していましたね。良かった。買います。

他のアサウラ作品も良いぞ

ということで、ここからはリコリコ小説版発売に先回りできなかった、アサウラ先生の過去作2作をご紹介する記事です。
先生の作品は、他にもあります。
興味のある方は調べて、買って下さい。

できれば当サイトのAmazonリンクを踏んでから。

サバゲにGo!

まずご紹介するのは、『サバゲにGo!』(全二巻)です。

なんか生活が面白くないんだよなー、とくすぶっていた若いサラリーマンが、エアガンに出会い、サバゲに出会い、その魅力にどっぷりはまっていくストーリー。

主人公がガチの初心者にしてはちょっと活躍できすぎかなー、と思うところはあるのですが、サバゲの描写や感動するポイントはかなりリアル。できれば「初心者のあの頃」が遠く離れていない、サバゲ初心者のうちに読んで「うんうんうん!」と首をぶんぶん縦に振るのが一番楽しいのではないかと思います*2

二巻目では、主人公の貞夫が「はい、ラノベですね」という感じで綺麗な女性とお近づきになるのですが(めちゃくちゃ羨ましい)、一巻目では美女と出会うものの、毛ほども男性として意識されていないのが、部分的にリアルでよろしいですね。

これを読んでサバゲしたくなったら、HK417買って、サバゲにGo!

あ、私の装備は、H&KですがG3 SASとUSP COMPACTです。

SPRIGGANを読んでた影響で、ライフルを買うならG3と、昔から決めてました。
G3の実銃の系譜はすでに途切れてしまっているようで、残念です。

祝ネトフリアニメ化! 面白かったですよ!

あと、公式の「大野工房」パッチ、BOOTHで買いました。

ベン・トー

アサウラ先生のアニメ化作品。
なぜか『半額弁当の奪い合い』が全国のスーパーで繰り広げられている、我々が知っているのとはちょっと違う日本のお話です。

cv.下野紘がよく似合う、体力バカでスケベな男子高校生、佐藤洋が、沢山の美少女と、ときどき男と、スーパーで見切り品の半額弁当の奪い合いを繰り広げます。

「節約したいなら自炊しろや」とツッコむなかれ。彼らはお金のために戦っているのではなく、半額弁当を奪い合う、誇り高き『狼』として、勝利の末の弁当のために戦っているのです。

たかがスーパーの見切り品のくせに、やけに描写がおいしそうなのに定評がある作品です。絶対、我々の知ってるスーパーとはランクの違う弁当が売られてる。

魔法や超能力は登場しないのですが、弁当の奪い合いのシーンはかなりファンタジー。主人公の佐藤もカジュアルに「跳躍し、天井を蹴って、目当ての弁当へ跳ぶ」なんて離れ業をやって見せますし、エコバッグの使い手は「エコバッグで滞空時間を延ばす」というよく分からない技を使います。

屈強な男子大学生が「エコバッグなしで、あの技は完全にはなりえない」とか「所詮腰巾着はエコバッグを上回れない」とドヤ顔で説く迷シーンは、笑いなしには読めませんでした。

展開は青少年向けサービスありのハーレム寄りラノベなので、大人のラノベ読みの中には、読むのがキツイ方も多いかもな……という懸念はあります。
私は、敢えて言うなら沢木境派。
ただ、ヒトカラに行くと三回に一度は「筋肉刑事は何度でも逝く」を歌ったりします。

おわりに

私がアサウラ作品に触れたのは、ベン・トー刊行・アニメ放映のリアルタイムではなく、電子書籍を読み始めるようになって以降のここ数年です。
Kindle Paperwhite端末を買って以来、充分に元を取れるだけの本を読んできましたが、ときどきハウツー本やビジネス書を読む以外、冊数で言うと大半がラノベです。

中高時代は「マンガを買うと高いし、小説の方が安く楽しめる」みたいな感覚が今より強かったのですが、やっぱり小説の面白さというのはあると思うのですよね。
そもそも、原作が小説なのであれば、メディアミックスでスポイルされてしまう情報が、小説にこそ詰まっている訳で。

他の娯楽よりはずっと安いですし、なんなら図書館も使えますし、ライトノベル、読んでみませんか?
(今井士郎)

*1:出演者による作品のべた褒め度合いは、『鬼滅ラジヲ』が近い水準でしたが、鬼滅ラジヲは30分番組、リコリコラジオは80分もザラなので、私はリコリコラジオに軍配を上げます。

*2:私は、サバゲ経験が二桁行かない程度の初心者です。