祝『ワンパンマン』放送開始
村田雄介・ONE原作『ワンパンマン』のアニメ放送が始まりましたね。- 作者: 村田雄介,ONE
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/12/04
- メディア: コミック
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ワンパン(パンチ一撃)で。
(この記事は、ほんのりとネタバレありでお送りします。原作を1巻くらい読んだ方なら問題ありません)
世界のヤバさとヒーローたち
しかしあの世界の危なっかしさはすごいですね。とある科学の学園都市の治安の悪さ(だいたい裏路地ではカツアゲが起きてる)がかわいく見えるほどに、すごい頻度で協力な怪人が出現していました。
私の印象だと、一話に出てきた怪人の半分くらいは、作中の他のヒーローじゃ太刀打ちできなかったのでは? と思えます。
ヒーローと自信満々と読者の不安
あの世界のヒーローって、最高のSから最低のCまで存在するんですけど、その全ての戦力が束になってかかっても敵わないのが主人公、サイタマのようです。S級とかA級といった一流のヒーローが登場することがあっても、まずサイタマとは比べものにならないくらいに弱いです。
そして、だいたいのエピソードはサイタマが悪漢を倒して終了します。
このようなお話の構造がある以上、どうなるか。
賢明な読者はお気づきと思います。
そう。
どんなに「強い」ヒーローも、基本的には噛ませ犬的ポジションにならざるを得ないのです。
一流ヒーローも大抵は、怪人や自然の脅威に負けます。
それも低くない確率で、ボッコボコに負けます。
それをサイタマがさらに打ち破って「やっぱりサイタマはすげぇや」とオチが付くのです。
無惨な目に遭わないのは、作者に愛されている一部のキャラクターだけです。
彼らはボコボコにされず、惜しい感じで負けますし、時には勝っちゃったりすらします。
私はあの作品で、自慢げに「S級だ」「A級だ」と名乗って登場するキャラが登場すると、不安と同情でいっぱいになってしまって、なかなか楽しい気持ちで観られないんですよね。この作品。
それでも気になる大事な理由
一体なにが楽しくて読んでるんだろうと自問自答してみるのですが、やはり村田雄介の描く美麗なイラストが目当てな気がします。彼の描く「かっこいいキャラ」は本当にかっこいいし、「かわいいキャラ」は惚れ惚れするレベルでかわいいんですよね。
B級1位のフブキ、最高です。
なにが『一番早い』のか
「テレ東の放送から24時間近く経ってるじゃねぇか、なにが『一番早い』だふざけんな」と思う方がいるかもしれませんが、確かにこの記事は「一番早い」んです。だって、考えてもみてくださいよ。
『ゲート』感想:放送開始半月後
『オーバーロード』感想:放送開始3ヶ月後
『鑑これ』感想:サービス開始2年半後
『アイアンマン』感想:映画放映7年後『ワンパンマン』感想:テレビ放送開始24時間後
ほら、一番早い。
(自分を乗り越えていかないといけませんよね。:今井四郎)
- 作者: 村田雄介,ONE
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