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使いやすいぞー! 誰も教えてくれなかった pomera DM200の特徴を語る

DM200 活用中!

2017年の末から、ブログの執筆にはpomera DM200を使ってます。

DM10から使い始めて、私にとっては通算4代目のpomera*1であり、現行ではpomeraではハイエンドの1台です。いーだろー。

ある程度は使い慣れてきたので、かねてから予告していた「誰も教えてくれなかった pomera DM200の感想」を書いてみたいと思います。

感想や、「こんなこともできるよ! 知ってましたか!?」という内容をまとめますので、目次を見て興味がある箇所だけでも覗いていってください。

また、「これは知ってましたか?」というコメントをいただくのも歓迎です。 コメント欄やはてぶで教えてください。

前提の確認 それぞれの機種をざっくりと

この記事では、紹介対象である「DM200」に加え、比較対象である「DM20」と「DM100」が登場します。本文の前に、それぞれを紹介しておきます。

DM20

キングジム デジタルメモ ポメラ DM20クロ   リザードブラック

キングジム デジタルメモ ポメラ DM20クロ リザードブラック

初号機であるDM10に続く、pomeraの2代目機種。私の愛用機としても2台目で、最も長期に渡り使用しました。 二つ折りキーボードタイプで、1ファイルあたりの収録可能文字数を、DM10の8,000文字から28,000字に大幅アップしたほか、いろいろな機能アップをされた機種です。

pomeraユーザとしても有名な作家、ゲームデザイナーの芝村裕吏氏曰く「DM10が旧ザクなら、DM20はザク2」。

MG 1/100 MS-06J ザクII Ver.2.0 (機動戦士ガンダム)

現在発売中の二つ折りキーボードタイプは、さらに新しい「DM25」です。

DM100

キングジム デジタルメモ ポメラ DM100 ブラック

キングジム デジタルメモ ポメラ DM100 ブラック

pomera初のストレートタイプ。 私の愛機としては3台目。このブログの記事は、大半がこのpomeraで書かれました。 1ファイルあたりの収録可能文字数は40,000文字にアップし、親指シフトが選択可能というのも画期的でした。

pomeraの「おもちゃとしての魅力」である二つ折りキーボードを捨てたものの、薄型で携帯もしやすく、物書きに愛用者が多い印象です。

芝村裕吏氏曰く「DM20がザク2なら、DM100はドム」。

MG 1/100 MS-09R リック・ドム (機動戦士ガンダム)

DM200

今回、メインでご紹介する、pomeraの最新モデル。 ストレートタイプのキーボードということで、DM100の機能強化モデルと考えていただければ、まず間違いありません。 何がいいのかは、この後語ります。

芝村裕吏氏の喩えに続けるなら「DM100がドムなら、DM200はゲルググ」といった感じでしょうか。

MG 1/100 MS-14A ゲルググ Ver.2.0 (機動戦士ガンダム)

高性能ですよ! いいですよ!

みんなが教えてくれたこと

「誰も教えてくれなかった」とは言いつつ、DM200についてちょっと調べれば出てくる情報についても、私なりの感想を書いておきます。

なお、現在のファームバージョンは、ver.1.3です。

漢字変換の選択肢と精度が圧倒的向上

評価:「◎:Great!!」

漢字変換は、本当に賢くなりました。

歴代pomeraは、一貫して、おバカでねぇ……。 DM100が出たときも、宣伝では「賢くなった」と言ってましたが、実用に足る性能には、まだまだほど遠い物でした。

「乖離」が出なくて、わざわざ辞書登録したんですよ。 試しに「かい」で出てくる変換候補の数を確認したところ、

  • DM100:109候補
  • DM200:192候補

ちなみに、「せき」だと、

  • DM100: 55候補
  • DM200:122候補

ざっと、倍違いますね。 さらに、文脈を読み取った上での変換候補選びも賢くなったので、漢字変換のストレスは、大幅に削減されました。

偉いぞ、DM200。

これまで、「漢字変換のあまりのバカさにpomeraが使えない」という意見にはぐうの音も出ませんでしたが、DM200でようやく、変換が実用レベルになったのではないでしょうか。

なお、予測変換機能はありませんので、諦めてください。

キーの押しやすさ

評価:「○:Good!」

これも、よく言われています。

正直、前機種であるDM100の打鍵感は、pomeraの中でもワーストだったと思います。キーストローク(押し込み深さ)は浅いし、本当に一番奥にまで押し込まないと反応しないし……。

DM200のキーストロークは、折りたたみ型だったDM20よりはまだ浅いですが、DM100よりずっと深いです。 他にも「V字ギアリンク構造」で、押しやすくなってるんですってよ?

確かに、そんな気はします。

遊びでキーボードを叩く人間にとって、指先の気持ちよさって大事ですからね。いいことです。

アウトライン管理

評価:「○:Good!」

以前の記事でも取り上げました。

「#」*2を並べて見出しを作り、アウトラインを管理することができます。ウインドウの左側に見出しを表示*3して文章の構造を俯瞰しながら書いたり、見出しへのジャンプ*4したりできます。

1,000~3,000字のブログ記事を書くだけでも重宝していますし、もっと長文の記事を書くなら、さらに大活躍する機能でしょう。

便利です。

バッテリ式の感想

評価:「△:Newtral」

乾電池式から、充電バッテリ式になりました。 うっかりバッテリを切らしたときに、「そこのコンビニで乾電池を買って解決」はできなくなりました。

pomeraを使っている時、まさに「コンビニで乾電池を買ってバッテリ切れを解決」したこともあったので、出先で頻繁に使うと、気になるのかもしれません。

私は現状、自宅で使うことが多いのもあり、デメリットは気になっていません。外出先で頻繁に使うと、感想が違ってくるかもしれません。 聞いたところによると、乾電池方式の廃止は「バッテリー方式化によってハイパワー化し、賢い辞書を使えるようにするため」らしいので、致し方ないと思います。平時に高性能辞書を使うためなら、「もしも」の時の選択肢が減るのは、仕方ないですよ。

ただ、電源OFFの状態だと「充電ができている」ことを確認する手段がない*5ので充電中を示すランプは、是非付けてほしいですね。充電したつもりが、ケーブルの押し込みが浅くて充電できてないことはありました。

みんなが言ってなかったこと(一般編)

ここからは、ネットで評判を探しているときに見かけなかった、pomera DM200の特徴です。 「親指シフトをするときの特徴」(後述)と、「その他の一般的なこと」(一般編)に分けます。

まずは、一般編から。

起動が遅い

評価:「×:Bad」

遅いです。 蓋を開けてから、数秒かかります。

単に「起動が遅い」という感想は、芝村裕吏さんも書いてましたし、いろいろなところで見かけて知っていたのですが、DM200はファーストアクションが遅いです。

蓋を開けてから4~5秒程度、画面が真っ暗なままです。 「起動しています」という表示がないため、内心「バッテリ切れしてるのかな?」「起動できなかったかな?」と不安になります。

ちょっと、不親切な作りですね。

カタカナ変換

評価:「○:Good!」

効率的な日本語変換をしている人であれば、カタカナを入力するとき「F7」キーは活用していると思います。 PCのIMEであれ、pomeraであれ、F7キーを押すと、一発でカタカナ変換できますよね。

しかし、従来のpomeraは、その点もかなりおバカでした。 単に「ポメラの」と書きたい場合でも、

一般的なPCにおける、カタカナ変換時の挙動

「ぽめらの」 -[F7押す]→「ポメラノ」 -[F7押す]→「ポメラの」 -[F7押す]→「ポメらの」

従来pomeraにおける、カタカナ変換時の挙動

「ぽめらの」 -[F7押す]→「ポメラノ」 -[F7押す]→「ポメラノ」 -[F7押す]→「ポメラノ」

適切な範囲をカタカナ変換するためには、変換範囲を正確に指定しないといけませんでした。

しかし!! DM200は!! 一般的なPCと同様の挙動ができるようになったのです!! むしろ、何で今までできなかったんだ!!

この改善は、地味に素晴らしいです。

記号を「読み」として変換できるようになった

評価:「○:Good!」

従来のpomeraでは、「記号を入力して、漢字変換する」ということができませんでした。

たとえば、Windowsの標準的変換機能なら、 "「" というカギ括弧から、"『" とか"【" みたいな別の括弧に変換できます。 しかし、pomeraだと、そういう変換はできなかったのです。

記号を変換元として、辞書登録をすることもできませんでした。 "【" の読みとして、″「″が登録させてもらえないので、"@"*6や"4"*7を「読み」として登録していました。

DM200だと、出荷時点の変換辞書も大幅強化されましたし、新規単語を辞書登録する時の「読み」に記号を使うことも可能です。 辞書の使い勝手が大幅upですね。

QRコード変換

変換が一瞬になった

評価:「○:Good!」

私は、pomeraスマホ のデータ移動に、QRコードを使っています。 pomeraでは、文書データを「連続QRコード」として表示することができるのです。

この機能、DM20*8では使い勝手が良かったのですが、DM100だと、変換スピードが非常に遅くなっていました。 一つのQRコードを表示するのに3秒程度かかり、次のQRコードに「めくる」にも同じ時間がかかる。 うっかりQRコードを「めくり」すぎてしまったとき、「前に戻る」にもやっぱり3秒程度かかる。

非常にじれったかったです。

しかし、DM200では、QRコード変換や「めくり」の所要時間が一瞬に戻りました。とても良いことです。

DM100にはあった、ディスプレイ横の「QRコード変換ボタン」はなくなりましたので、ショートカット「Alt + F5」を覚えましょう。

変換できる文字数が減った

評価:「×:Bad」

DM100では、連続QRコードへの変換できる文字数が最大で

300文字/QRコード1個×16個=4,800文字 でした。 (QRコード1個あたりの文字数は、100・200・300から選択可能。)

しかし、DM200で「QRコード1個あたりの文字数」を200文字以上にすると、私が使用しているQRコードリーダアプリ「QuickMark」では読み取れなくなってしまいました。

仕方なく、1個あたりの文字数は100で使用しています。

iPhoneの専用アプリだと、この問題はないのでしょうか?

みんなが言ってなかったこと(親指シフト編)

ここからは、DM200で親指シフトを使うときについて気付いた点です。

ATOK方式変換操作の実現

評価:「◎:Great!!」

以前も書きましたが、私は変換方式として「ATOK方式」を愛用しています。

変換対象の文節を伸ばしたり縮めたりする時、「Shift」キーを押さず、左右のカーソルキーだけで伸縮できる方式です。

DM100で親指シフトをONにすると、どういうわけか、この変換方式が選べなくなってしまいました。 しかし、DM200では改善!

DM100では「なぜか、親指シフトだと使えなかった」機能がありましたが、後述の句読点変換含め、DM200では解決しました。

句読点変換の実現

評価:「○:Good!」

こちらも、「DM100では親指シフトと併用できなかったが、DM200ではできるようになった」機能です。

"、"や"。"といった句読点を入力したとき、スペースキーを押さなくても変換をしてくれる機能です。長文を入力しているとき、地味に便利なんですよね。

Windowsの標準IMEでも使える機能ですので、興味があればどうぞ。

F10の半角変換が利かない

評価:「×:Bad」

どういうわけか、親指シフトをONにすると、「半角英数」への変換にF10キーが使えなくなりました。 ……そもそも、親指シフト中に入力したかなを「英数」に変換することはできませんから、どちらかというと「かな入力中に入力した数字の、半角への変換」でしょうか。

代わりに、F8で半角への変換ができます。

親指シフトをOFFにしたときはF10で半角変換ができました。 ……なんなんでしょうね?

濁点は"["キーで後から付けられる

評価:「-:対象外」

こちらは、DM100でもできた気がしますが、気付いて地味にありがたかった操作です。

親指シフトに失敗すると、濁点がうまく付けられないことがあります。そのときは、対象文字(未確定)の直後にカーソルを置いて "["キー(Enterキーのすぐ左)を押すと、後から濁点を付けられます。

かな自体を打ち直すより、楽ちんですよ。

終わりに

いかがでしょう。DM200が欲しくなってきたのではないでしょうか。 現状、実勢価格だと……えっ……?

DM100、DM200ともに3万円台中盤で、そんなに変わらない……?*9

だったら、DM200の方が、断然買いだと思います!!

広げよう、pomeraニアンの輪、ということで、参考になれば幸いです。 (今井士郎)

*1:DM10→DM20→DM100→DM200

*2:デフォルトでは「.」。

*3:「表示」メニューから「アウトライン」を選択して、アウトライン表示のON/OFFができます。

*4:アウトライン表示が有効な状態で「Alt+Tab」を押すと、アウトラインをジャンプできるようになります。文章の編集に戻るには、再度「Alt+Tab」。

*5:電源ONであれば、ディスプレイから確認可能。

*6:ローマ字入力の場合に使用。通常のカギ括弧の左側のキーであるため。

*7:親指シフト入力の場合に使用。4のキーを左シフトしながら押すと「 であるため、覚えやすかったのです。

*8:QRコードが初採用された機種。

*9:2018/4/1 価格.com調べ。