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pomera歴7年、はてな歴半年の私が考える辞書登録

年末以来、pomera(DM100)の調子がおかしいです。
キングジム デジタルメモ ポメラ  DM100 ブラック

あれからもう一度、辞書登録内容が消えました。
(以前のpomeraから引き継いだ内容を、もう一度インポートしていました)
ここで記載する辞書登録を再度行う前に、ファームウェアのアップデートをしておこうと思います。
(私のpomeraのソフトウェアバージョンは1.3.30.0で、現在の最新より少し古いようです)

ともあれ、その後にはやり直さなくてはいけない辞書登録。
作業効率アップのための作戦を、ここに記しておきたいと思います。

1. ブログ執筆を効率化する、辞書登録の考え方

私がpomeraを利用する最大の用途は、ブログの執筆です。
それを念頭に置きつつ、「辞書登録すると便利なのはどのようなフレーズなのか」、特徴を考えてみましょう。

1-1. 省略効果の高い単語

同じ単語を打つのであれば、キーボードを押す回数が少ないほど、執筆は効率化できます。

たとえば、「よろしくお願いします」という単語が「よろ」で呼び出せるように登録すると、以下のような省略効果が得られます。

1回入力する際の「省略効果」と、対象ワードの「登場回数」を掛けた数が、単語登録によって受けられる恩恵です。
会社のPCでは、大抵のメールを「よろしくお願いします」でシメるため、「よろ」で「よろしくお願いします」が変換できるように登録をすませています。

pomera親指シフトの特殊事情として、半角英数を含む言葉は打ち込むのに手間がかかるため、日本語から変換できるようにしておくと省略効果が高いことは、覚えておいて損はありません。
はてな記法のタグなどが顕著です。

間に挟んだ文字を太字にする <b>の場合、
日本語入力を行っている状態からだと

「Caps Lock 英数」キー 
→「<」キー 
→「b」キー 
→「>」キー 
→「Caps Lock 英数」キー

という順序で入力する必要があります。
「ふと」という入力で「<b>」が呼び出せるようにすれば、
非常に省略効果が高いことになります。

1-2. 重複表現のない単語

省略表現を突き詰めると、「あらゆる単語を、1文字で登録すればいいじゃないか」という理屈に行き着きます。
例えば、「よ」で「よろしくお願いします」と変換できるように登録すれば、省略効果は高まります。

しかし、欠点も生じます。
「よく頑張りました」と書きたくて「よくがんばりました」と打ち込んだとき、変換候補として「よろしくお願いしますく頑張りました」が出てくる可能性が出てくるのです。
「予備知識」と打ちたくても、「よろしくお願いしますび知識」が出てきかねません。

こういうことが起き得るので、あまり短い文字列で辞書登録するのも考え物です。

「よろ」にしておけば、先ほどの例よりははるかに「よろしくお願いします」が役に立つ可能性が高くなります。

目的外のフレーズを使うとき、登録単語が邪魔にならないよう、重複表現のない(少ない)単語登録を心がける必要があります。

1-3. 忘れない単語

登録した単語を忘れてしまっては登録した意味がありません。
せっかく「よろ」から変換できるようにしたのに、毎度「よろしくお願いします」というフレーズを全文字打ち込んでいては、登録した意味がありませんよね。

なので、登録する単語は、「登録したことを忘れない」ようにする必要があります。
これは、

  • 一度に登録する単語数を限定する(使いこなしてから次を登録)
  • 直感的に覚えやすいフレーズで登録する

を心がけることで達成可能です。

こういった条件があるため、入力短縮目的で辞書登録する単語は、ある程度利用頻度が高いものに限定する必要があるのです。

2. 応用編

上記の条件を満たしていれば、「ちょっとひねくれた単語登録」も可能です。
「よろしくお願いします」だと「よろしい」等の変換の邪魔になる可能性があります。
しかし、「存在しない単語」から「よろしくお願いします」が呼び出せるようにすれば、他のフレーズが変換候補に挙がる恐れはありません。
「よろす」=「よろしくお願いします」にしておけば、省略効果が高く重複表現のない単語登録ができます。

唯一忘れないだけは難しいフレーズなので、あとはそれこそガンガン使って、忘れないようにすることが出来る単語であるかによって、実用性が決まってきます。

3. 上記をふまえて

どのような単語登録を行うべきか、次回の記事で考えてみたいと思います。
(今井士郎)

次回記事

速さは全てを解決する---『ゼロ秒思考』の仕事術

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*1:例えば「よ」を打つとき、親指シフトでは1動作で「Y」のキーと「右シフトキー」を打鍵する必要があります。本記事では、その「動作」1回を「1ストローク」、その時に押すキーの個数を「打鍵数」と呼ぶことにし、「よ」は「1ストローク2打鍵」と数えます。