ロボット掃除機を買いました
7月中旬、ロボット掃除機を買いました。
ルンバでおなじみアイロボット社の『ブラーバジェット』です。
ゴミをかき集めて吸い取るタイプのロボット掃除機と違い、拭き掃除をしてくれるタイプのロボット掃除機です。
クイックルワイパーのようなユニットをセットして乾拭きを行うか、濡れ拭き用のユニットをセットして濡れ拭きを行うか選びます。
濡れ拭きの際は、本体に水を貯めてスタート。床に水を吹き付けてから拭き取ってくれます。
購入時点では、うまく活用できるのかかなり不安がありました。
結果的に、購入は大成功でしたので、自慢させてください。
購入後の状況
モノを減らすのに成功しました
我が家は、「廊下兼キッチン」「リビング」に加えて、トイレ風呂といったスペースがある、1Kの物件です。
基本的には「廊下兼キッチン」と「リビング」にロボット掃除機を使っています。
購入当初、リビングはロボット掃除機を使える状況ではありませんでした。
薄手のカーペットがぐしゃぐしゃと広がっており、衣類その他もだらしなく散らかっていたためです。
掃除はかなり苦手です。
ロボット掃除機に活躍してもらうためには、開けたスペースを確保する必要があります。
ロボット掃除機を買っても、部屋の隅でホコリをかぶらせてしまうリスクはかなり大きいものでした。
しかし、購入後の週末に、ボロボロのグシャグシャだったカーペットを処分。リビングの半分強で掃除機ロボットが動けるようにしました。 翌週、散らかっていた衣類を処分して整理整頓。リビングの1/4を占めていた障害物もどけることができたので、リビング全体を掃除してもらえる状況を作ることができました。
私は、自分との賭けに勝った!
1日1回、回してます
ここ半月は、1日1回ペースでロボット掃除機に掃除をしてもらっています。
毎日乾拭き。週に複数回のペースでは、濡れ拭きもしています。
炒め物・揚げ物をした後は、濡れ拭きすると床が綺麗でいいですね。
テレワーク中は、発言機会がない会議の最中にスイッチオンしたりしています。
リビングとキッチンを隔てる扉を開けておくと1回で済みますし、扉を閉めておくなら、2回別々にスイッチオンする必要があります。
エアコンも使っていますし、外出するときに使うのでもない限り、リビングとキッチンは分けてしまうのが無難な感じですね。 扉を開けておくと、開けてある扉と壁の間に溜まるホコリもバカにならないですし。
部屋は綺麗になりました
1日ごとに掃除しているのに、まぁまぁのホコリが取れて、毎日の掃除は必要なのだなと痛感しています。
我が家にスティック掃除機はありますが、恥ずかしながら週1回も使えてはいませんでしたので……。
幸い、ロボット掃除機導入後の床は綺麗です。髪やホコリもほとんど落ちていません。
モノを床に散らかしてしまうと、ロボット掃除機の動きを妨げてしまいますが、今のところ床にモノは増やさず済んでいます。
部屋が綺麗で気持ちいいです。
購入前は汚かった部屋
モノが散らかっていた、掃除機もあまりかけていなかったという事実からお察しですが、部屋は汚かったです。
筋トレのモチベーションを奪う、部屋の汚さ
私は自重トレーニング派です。
以前記事にも書いた通り、器具やダンベルは購入しませんし、ジムには勤勉に通えませんから。
しかし、部屋が散らかっていると、筋トレもしにくいんですよね。
プッシュアップをしていると、普段とは段違いに床をよく見ることになります。
床に髪の毛が散らばっていることを最も痛感するのが、プッシュアップをしているときでした……。
そして、床が汚いと自覚してしまうと、筋トレやストレッチのために這いつくばるのにも抵抗を覚えてしまいます。
さらに、散らかり過ぎてしまうと、そもそも腕立てする程度のスペースがないこともよくありました。
フィットボクシング程度のスペースも……。
キッチンの拭き掃除なんて、できない
キッチンの床は、こぼしたものや落としたもので汚れています。
跳ねた油も落ちているはずです。
これをなんとかするためには、定期的な拭き掃除が必要なはずでした。
しかし、週1回のコンスタントな掃除機かけもできない人間に、週1回の拭き掃除を習慣化するだなんて不可能です。
汚れた床で、極力足裏を床につけないように料理している自分に気付いて、辛い気分になりました。
家電量販店で「拭き掃除のできるロボット掃除機」の存在を知った時、「これだ!」と思ったのです。
機種選びの基準
あまり沢山の機種を吟味することはできないので、検討したのはアイロボット社のブラーバのみです。
ブラーバには、高額な順に3つのシリーズがあります。
- mシリーズ
- 300シリーズ
- 200シリーズ
mシリーズ
濡れ拭きの際、床に水を吹き付けてから拭いていく、『ブラーバ ジェット』の1モデルです。
ブラーバシリーズの中では最高級機。
各種自動化や高度なマッピング、スマートスピーカーでの操作や、『ルンバ』との連携*1にも対応。
一番高くてデカくて高性能な機種です。
はっきり言って、うまく活用できるかも分からない我が家に買うには高すぎました。候補から除外。
300シリーズ
濡れ拭きの際は、タンクから染み出させた水分を使うタイプです。『ブラーバ ジェット』ではありません。
200シリーズより1万円高くて、ちょっぴり大きい。
量販店の販売員さんにオススメされたのは、こちらでした。
一番の売り文句は、乾拭きに「クイックルワイパーのような、市販の使い捨てシートを使える」こと。
200シリーズに使っている使い捨てユニットは10枚セットで1000円弱、つまり1つ100円弱ですから、市販のシートに比べると相当に高額です。
ランニングコストで考えると、1万円の価格差は、半年程度で取り返せる可能性も充分にありました。
しかし、『ジェット』ではないんだよなぁ……。
200シリーズ
私が購入したのはこちら。『ブラーバジェット 250』です。
一番小さくて安い。
そしてmシリーズと同様、濡れ拭きの際に床に水を吹き付けてから拭いていく、『ブラーバ ジェット』のモデルです。
マッピングの機能もなく、ビーコンを同梱している300シリーズに比べて現在地把握機能もお粗末。
我が家の間取りは入り組んだ形状をしていないことを話したところ、販売員さんは「問題なく掃除できると思う」とのことでした。*2
他の機種と異なって、充電は機器本体を充電ステーションにセットするのでなく、機器本体から外したバッテリーを充電器にセットする形です。
バッテリーの付け外しが毎回発生するので、それも一手間です。
おそらく、バッテリの「もち」も悪いのではないでしょうか。
充電せずに1Kの我が家を「乾拭き+濡れ拭き」しようとすると、完了できるか怪しい感じです。
なぜ200を選んだか
高額なmシリーズは早々に候補から外したので、比較内容は
- 多少豪勢で、高額な分は使い捨てシートのコスパで取り返せそう、しかし濡れ拭き能力の弱そうな300
- いろいろ貧相だが、ジェットな分濡れ拭きをしっかりしてくれそう、そして安くて小さくて可愛い200
という点でした。
べた付くキッチンを、ちゃんと綺麗にして欲しい。
この一念で、200を選ぶことにしました。
200と300の濡れ拭き能力の違いがどこまであるか、私には分かりません。
しかし、300を選んで拭き上がりに不満があったら、「200にしておけば、もっと綺麗だったのでは?」と曖昧な後悔を抱えることになります。
優先する機能(拭き掃除)が強い方を選んで、正解だったと思います。
運用はこんな感じ
実際にブラーバジェット 250を使う時の手間は、こんな感じです。
スマホアプリは、250の利用には特段のメリットがない*3ので、使っていません。
乾拭きの時
- バッテリを充電器から外し、本体にセットする
- 乾拭きユニットを機器本体にセットする
- クッション・座椅子をベッド上に避難させる
- スマホ充電の電源ケーブル等が垂れていないか確認する(掃除機に絡むと身動き取れなくなります)
- スイッチオン(ここまで1分かからない程度)
- 掃除が終わったら、バッテリーを外して充電台へセットする
- 外したユニットは、捨てるか、部屋の所定の箇所へ
濡れ拭きの時
- スイッチオンの前に、本体ユニットに水を汲む。お好みで洗剤も混ぜ込む。洗剤はなくてもOK。(乾拭きの準備に加えて2分程度)
- 機器本体にセットするユニットは、濡れ拭き用ユニット
- あとは乾拭きの際と同じ
使い捨てユニットの使い捨て度合い
使い捨てユニットは、基本的に2回使って捨てています。
経済状況やケチり方、1回ごとの汚れ具合で加減すればよいかと思います。
ランニングコストは高いですが、1日50円なら仕方ないかなと。
洗って使えるユニットもあるのですが、ゆすぐのが結局手間なので、諦めて使い捨てユニットを使うことにしました。
最後に
先に触れたとおり、私にとってロボット掃除機の購入は賭けでした。
ちゃんと活躍の場を作ってやれるのか。飼えるのか。
しかし、リモートワークで自宅に引きこもっているとき、部屋が汚いとメンタルが削れていくんですよ。
「部屋が汚い」という事実、「そんな部屋を作り上げた自分」という自己嫌悪、運動もできないフラストレーション、散らかっていると歩くにも気を遣わないといけない。
この状況を変えたかったんですよね。
おかげさまで、最近は筋トレもできているし、フィットボクシングもできています。
リビングで焼き肉をやって床がつるつるになっても、ロボット掃除機に濡れ拭きをさせておけば綺麗になっている。
床のスペースをなんとか確保できる人には、圧倒的にオススメです。
(今井士郎)