今日も元気に問答御用

アラサーサラリーマンが「考え方を考えてみる」「考えたことを書き残す」ブログ。本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

オーブントースター『元を取る』旅路

小さい中では大きな買い物

先週の記事でも触れたのですが、オーブントースターを買いました
購入したのは、このトースターです。だいたい、8,500円也。
今回は、この買い物がだったのかだったのか、そして得な買い物にするにはどうすればいいのかを考えてみたいと思います。

買い物の損得 その2種類

なにかを買ったとき、大抵の人は、それがな買い物だったか、な買い物だったかを考えます。
どのように判断するかで考えると、大きく分けて2種類が考えられます。

1. 買わなかった場合より、買った場合の方が、出費が少なくなる場合(出費の比較)

とても素直な考え方です。
1,000円の定食500円の牛丼があったとき、500円の牛丼の方が安く付くから得、という考え方です。
あまり突き詰めてしまうと、「娯楽、嗜好品はすべて『ムダ』! 買わない方が『得』だ!」ということになってしまうので、全てをこの考え方にしてしまうのは、とても危険です。
しまいには、
「500円の牛丼? 高い高い。3食とも100円のおにぎりで充分」
「おにぎり? 高い高い。塩を舐めときゃ充分」
「塩? 生きてるだけで高い高い。もう、生きてるのがムダだよ。お金かかるし」
となってしまいますからね。

「出費を抑えて得」という考え方は、バランスをわきまえて使いましょう。

2. 出費と満足感を比べて、充分な満足感を味わえた場合(満足の比較)

経済学的に言うと、出費によってどれだけの「効用(嬉しさ)」を得られたか、という考え方ですね。
娯楽は、こっちの考え方を適度に盛り込まないと、「出費自体が全部ムダ!」となりかねません。盛り込んで行きましょう。

ただ、「満足感」を適当に評価するのは、結構難しい問題です。
「10,000円のステーキを食べた満足感」を、単体で評価しろと言われても、ねえ?
物差しがなくて困ってしまいます。
「おいしかったよ」としか、言いようがないかもしれません。

そんな時に役立つのが、「他の○○円の出費だと、このくらい満足」というものさしです。
「10,000円の肉を焼いたステーキ、とってもおいしかった。これなら、1回5,000円の飲み会を2回我慢しても安いな」
と思えるなら、飲み会に行くより10,000円のステーキを食べた方が「得」な訳です。

それではトースター

トースターの損得は、まず「出費の比較」で考えてみましょう。
比較の対象とするのは、『朝ご飯の出費』です。

トースターのない朝食

前日の残り物があり、食べていく時間がある日は、それを食べて出かけます。(ごはんとおかず)
そうでない場合、移動中のコンビニでパン1つ~2つ飲み物を買っていき、行きの電車の中で食べます。

ごはんとおかずを食べていく場合は、トースターも関係ないので無視しましょう。
問題は、行きのコンビニで買い物をしていく朝です。
その日の出費は、いくらでしょうか。

パン 120円
飲み物 100円
計 220円

トースターのある朝食

これが、「買っておいた食パンを焼いていく」朝食になるとどうなるか。

食パン 30円(6枚切りのパン1枚分。半斤90円として試算)
牛乳 70円(500ml 140円の牛乳とする)
計 100円

水道光熱費やバター、マーガリン1回分を考えても、20円は行かないでしょうから、家でトーストしていくと1食あたり100円は得をする計算です。

つまり、8,500円の得をするには、85食
営業日(20日/月)に毎日パンを焼くとしたら、4ヶ月強かかる計算です。
以外に損益分岐点*1は早くに訪れますね。
これで2年も3年も有効活用できたら、余裕で「買って良かった」になるでしょう。

他のところの経費や満足

では、先ほど書いた「満足の比較」ではどうなるでしょうか。
私は、自宅でトーストを食べていく方が、「満足」は高いと考えます。
正直、コンビニで買う菓子パンや総菜パンの方が、食パンより栄養価は高いと思うんですけどね。
「朝食が食べられる時間に起床した」「温かいトースト」「自炊でちょっと節約効果」「座って食べられる」等考えながら食べる方が、歩きながらパンをかじるより、「ちょっと嬉しい」んですよね。

「得」のゴールまでは……??

これまでのところ、トースターは5回ほど使用しました。
得する為には、あと80回、まずは使ってみましょうか。

「オーブン機能」のあるのを買った損得とかにも触れたかったんですが、眠くなったので今回はここまでです。
(今井士郎)

簡単なのにごちそう。焼きっぱなしオーブンレシピ

簡単なのにごちそう。焼きっぱなしオーブンレシピ

*1:「こっから得になりますよ!」という境目