V-BODYを体験してきた
スポーツジム、コナミスポーツクラブの『V-BODY』を体験してきました。
個人的には、非常に残念な結果になりましたので、その様子を記事にしたいと思います。自分としても、自分の判断を整理し、納得したいので。 感想、クチコミの一つとして、共有したいと思います。
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V-BODYとは
『V-BODY』というのは、コナミスポーツクラブが提供する、ボディメイキングプログラムです。
詳細はこちら。
ざっくり言うと、こんな感じです。
- 1回30分、インストラクターさんによるマンツーマントレーニングを受けられる
- 内容は、フリーウェイト*1を使用したり、マシンを利用したりと、利用者のレベル・希望に応じて変更する
- 頻度は「週1回、1ヶ月(4回)」か、「週2回、1ヶ月(8回)」
- 1ヶ月分を終了したら、次の1ヶ月継続してもいいし、やめてもいい。どちらかというと継続を推奨
- 週1コースは、税抜き2万円。週2コースは、税抜き3万円。
結果
一旦、V-BODY週1コースの契約をしようと決めていたのですが、結局は契約を見送って帰ってきました。
トレーニング自体の内容
トレーニング自体は、正直満足だったんですよ。
今回は、キャンペーン価格の体験費用500円(税抜き)で、フォームの指導をきっちり受けながら、6種目をこなしました。
トレーナーさんは、こちらのニーズをきちんと聞いて、それをトレーニングに反映してくれました。述べたニーズ・現状は、こんな感じ。
- 体をかっこよくする目的であり、スポーツ上の目標があるわけではない
- 学生時代から社会人時代まで、「運動経験」は長いが、「競技レベル」*3であったことはない
- どちらかと言うと、筋力はない方だと思う
- この1~2ヶ月は、まとまった運動ができていない
- 故障は怖いので、軽めなら軽めからスタートしてほしい
ふむふむ、と聞いてもらい、やらせてもらったメニューは「効いている感じもするし、故障の危機は感じない」良いバランスの物だったと感じています。
また、トレーナーさんにはほどよくおだててくれました。
おだてて、トレーニーを良い気持ちにするって、素人を頑張らせるためには大事だと思うのです。
ウェイトトレーニングマシンを使ったことはあったのですが、フォームが、まるでなっていなかったということが、よく分かりました。
後述の出来事があっても、1レッスンの料金が3,000円だったら、契約していたんじゃないかなと思います。
契約をやめた理由:コナミスポーツの「信頼できない感」
トレーナーさんと別れた時の私は、上機嫌でした。
このトレーニングを続ければ、効果はありそうだ。金額は高いが、この程度の出費は許容範囲だろう。しばらくお世話になって、フォームが整ったら、自力トレーニングへの切り替えを考えよう。
この夏は、良い体で水着を着よう。*4
今井「お願いする方向で考えてます。細かいルールなんかを受付で聞いてから」
トレーナー「ありがとうございます。じゃあ、受付には話を通しておきます」
割と意気揚々と着替えを済ませ、受付に行ったんですよ。
暗雲その2
受付で私は、ロッカーキーを返しつつ、こう言いました。
今井「V-BODYの体験、終わったんですけど」
帰ってきた返事は
受付「あ、そうですか」
……うーん?
このまま帰ろうかなと思いました。
話、通ってないじゃん。
今井「あ、いや、結構良かったんで、お話を聞いてから、契約を検討したいと。お願いできますか?」
受付「はい、では、そちらでお待ちください」
なんか、連携が悪いな、と感じました。
暗雲その1
実は、似たようなことが、入館の時にもあったんですよね。
入館して会員証を出すと、「○○円<都度会員としての料金。2,000円くらい>お支払いください」と言われました。
今井「今日は、V-BODY体験の予約をしてきてます。そっちも有料なはずなんですが、支払いは別ですか?」
受付「ああ、でしたら1,080円お支払いください。」
「でしたら」じゃねーよ。予約したことはデータ化されてないのでしょうか。
今井「入場料と体験料金、どっちも払うってことですか?」
受付「いえ、今日は体験のみなのであれば、入場料は結構です」
あ、思ったより安く済む。ラッキー。
とはいえ。
今井「先日、店頭で今日の体験を予約したとき、『本日(予約した当日)の予約までは、半額の540円で体験できるキャンペーン中です』と説明を受けてます。1,080円は間違いではないですか?」
受付「キャンペーンは終了していますので、通常料金となります」
今井「私は540円と説明を受けた理解でしたが、それは間違い*5だったんですね?」
受付の店員さんは、数人で相談。
受付「では、540円お支払いください」
「では」じゃねーよ。
なんで、その値段になったのか、教えてくださいよ。
「間違って、通常料金を請求してしまいました、ごめんなさい」なのか、
「当日の説明が間違っていました、ごめんなさい」なのか、
「説明ミスか、今井の聞き間違いなので、半額で手打ちにしよう」なのか。
誤請求があったというスタンスを採用するなら、まずは謝るべきでしょう。
それとも私は、「面倒なクレーマーだから、これでスルーしとこう」という扱いを受けたのでしょうか?
どちらにしても、割と腹立たしい。
ただ、当初想定していた入場料が要らなかったことと、トレーニング自体は満足だったので、体験直後は、苛立ちもすっかり忘れていました。
暗雲その3
そして、いざ契約をするか、というタイミングでも、不手際がいろいろありました。
「あちらでお待ちください」と言われたソファで、私は少し待ちました。それは全く問題ありません。客は順番に処理されるのでしょうし、待ち時間も大したことはありませんでしたから。
店員さんに呼ばれて、カウンターに通されてからの流れが、不満でした。 今井「今日は、体験ってことで、他の施設利用をしないなら、V-BODY料金だけだったんですけど、申し込んだ後もそうなんですか?」
店員「? お客様、現在のご契約はどのようになっているでしょうか」
会員証で情報をリンクさせておけという気もしましたが、ここは別に問題ありません。
今井「都度会員です」
店員「……??」
今井「……??」
「少々お待ちください」という呼びかけがあったか、なかったか。
店員さん、私をほったらかして、他の人に質問しに行ってしまいました。
え? 都度会員って、そこまで珍しいのか?
待たされること5分。
店員「通常のV-BODYを利用の場合は、入館料も別途かかります。お客様は、月4回のコースをご希望ということですので、月4回の定額コースはいかがでしょうか」
今井「それ、どのくらい安くなります? 今、1回あたり○○円なんですけど。」
店員「お値段は……少し高くなりますね」
今井「ア、ソウデスカ。何か、メリットあったりするんですか?」
店員「プロテインが毎月2食分つきます」
……500円分くらいかな?
今井「いいです。月4回にしちゃうと、都度会員に戻すのもタイミングの縛り*6があったりしますし」
店員「月1回までは、翌月に繰り越しもできます」
今井「それは、都度会員と比べた際のメリットではないですね」
店員「あ……」
今井「都度会員のままでいいです」
店員「はい、分かりました。」
と言って、店員さんは席を立ちました。 あれれー……?
また、ほったらかし?
私の「番」が来たから、私はカウンターに来ているのでは??
何であの店員さん、ちょいちょい他の人の対応も挟んでいるんだ……?
店員「では、V-BODYをご契約とのことですので、こちらの申込書にお名前を記入してください」
戻ってきていきなりこの話を始めた店員さんに、イラッ! としたのが、自分でもよく分かりました。
今井「あの、『契約する方向で考えたいから、詳細を確認したい』って言いましたよね? なんでいきなり申し込み書、書かされるんですか?」
私に対応していたのは、若い女性の店員さんでした。おっさんに責められるのは怖いだろうなと、少しの罪悪感は感じつつも、苛立ちをにじませた語気で抗議しました。
そして、店員さんは三度、いなくなりました。
捨て置かれる私。
机に置かれたV-BODYのチラシを見る私。
体験会の内容が、「体のデータを隅々まで計測」「30分のトレーニング」とか書かれていました。
「体のデータを計測」という文言、やっぱりあったよなぁ。
どんな機材を使うんだろうと、ちょっと楽しみにしていたんですが、トレーニング前に計測はなく、トレーニング後にも計測はなく、「あれ? 記憶違いかな?」と思っていました。
きっと。きっと。この後、話ができる人が来る。
そうしたら、聞いてみよう。
さらに5分ほど、放っておかれました。
その間、私の前を何度も、別のスタッフが、「こんにちは~」とにこやかに歩いて行きました。
待ち時間の葛藤
イライラを募らせながら、私は考えました。
これ、本当に契約して良いのか? 後悔しないか?
一回契約しちゃったら、よほどの理由がないと、お金は返ってこないぞ?
レッスンは、入場料とあわせて「30分で、1回7,000円」だぞ?
でも、トレーニングは悪くなかったし。多少割高でも。
「悪くなかった」内容は、契約しても維持されるのか?
「たまたま」気に入る相手だった可能性はないか?
今日の流れを見てみろ。
担当者が変わるごとに、これまで話してたことが「なし」になったんだぞ?
この相手と、2万円先払いの契約をして、本当に後悔しないか?
……帰ろう。
そして、決裂
私は荷物をまとめて、席を立ちました。
店員さんが戻ってきたら、お断りして帰ろう。
「今の俺、クレーマー?」という部分でも葛藤はありましたが……。
しばらくして、店員さんと、インストラクターのユニフォームを付けた男性がやってきました。インストラクターさんは私にコースの説明をしようとしましたが、私は契約を見送る旨を伝えました。
理由を聞かれて答えましたが、こんな風に自分の考えを整理できてはいなかったので、伝わったのは不満の3割以下だったでしょう。
あちらも、一応謝っていましたが、腑に落ちない表情にも見えました。
伝わってない。私の不満は伝わってない。だから、これ以上は謝ってもらえないし、再発防止だって、きっとされない。
気分的には、もっと感情的に怒鳴りちらし、クレーマーをしたかったのですが、そこまでしていい筋合いはありません。
私はイライラを抱えながら、店員は半ば、頭上に「?」を浮かべながら、交渉は決裂したのでした。
帰り道、「このイライラは、整理して、吐き出してやらねば健康に悪い」「他の各種ネタを差し置いて、記事にしてやる、ブログにしてやる」と決意したのでした。
そのあと、考えたこと
歩きながら、私は「正しいこと」をしたのか考えていました。契約の可能性を提示しながら、ああいう形で交渉のテーブルを蹴るのは、アリだったのかなと。
結論として、「正しいこと」、特段、世のためになる行動ではなかったでしょうね。でも、「許されること」ではあった、と考えています。
検討していた契約を中止する場合、その理由は「相手が信用できない」でも充分だなと。「前向き」からの「心変わり」に合理的説明はできなくても、あの状況なら「こちらは契約する気が失せた。まだ契約はしていない。話はこれでおしまいだ」で良いのです。
まとめ
- V-BODYは、効果は期待できそう。多少、トレーニングに奮発できるなら、選択肢にして良いと思う
- コナミスポーツクラブ某店の対応は、大いに不満。某店以外の対応や、インストラクターの対応も質は保証できないので、要注意。
(今井士郎)
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