ASICS『Runmetrix』を購入しました
Twitterのプロモーションツイートで、ASICSの『Runmetrix』なる商品が流れてきました。
『Runmetrix』はアプリの名称で、製品ハードウェアの名称としては、『モーションセンサー CMT-S20R-AS』なんですかね。
なんでも、腰にセンサーを括りつけた状態で走ることで、ランニングフォームを検出・採点し、フォーム改善のトレーニング案を提案してくれるというじゃないですか。
初見で、俄然興味を持ちました。
評価記事を漁ってみる
軽くググッて、役に立つ商品なのか調べてみました。
正直、結果は芳しくありません。
この商品は、2021年の3月に発売されたようです。結構経っています。
私が期待した検索結果は、
- 使ってみた
- 分析結果を理解した
- 分析結果に従ってトレーニングした結果、走力が向上した
という内容の記事でした。
しかし、見つかったのは「Runmetrixによるアドバイスと、人間のコーチのアドバイスが一致した(部分がある)」という記事や、「なんかよく分からないけど、評価数値が良くなった/悪くなった」というツイートでした。
効果があるのか、分からない!!
……もう、興味があるなら、自分で使ってみるしかないか、ということになりました。
今井のランニング性能
今井のランニング事情を一言で表現するなら、昔から走るのが好きなくせに、ランニング能力はクソ雑魚ナメクジといったところです。
小中高の体力テストは、学年最下位レベルをうろうろしていました。
中高時代は運動部で走らされていたにも関わらず、そして本人は大真面目に走っていたのに、一向に早くならなかったんですよね。
文化部の面々にも、本気の勝負では負けていました。あっちが途中で休んでくれれば勝てるんですが。
30代の現在も、好きで走ったりはしているのですが、体力は恐らく全く走っていない人にも大体負けていると思います。
昨年2020年は、通算400km走りました。*1
今年2021年は、フィットボクシングを頑張った分、走る距離が落ちたものの、ここまで200kmは走っています。
しかし、「ジョギング程度の心拍数*2」で走ると、1kmあたり9分オーバーのペースになってしまうんですよね……。
ランニングシューズの売り場を見ると「初心者向け」のエリアに「1km5~7分かかる人向け」と書かれていて、「ああ、私はいまだに、初心者以前の何かなのだ」と悲しい気持ちになります。
なぜ、新たなランニングガジェットが欲しいのか
現状維持で、マイペースで走るだけなら、心拍系とGPSを搭載したBand 3 Proでも間に合っています。
でも、もしも上達できるのだとしたら、素敵じゃないですか。
私は、ランニング教室に行ったり、パーソナルトレーニングを付けたりするような気概はありません。
しかし、機械と相談するだけで走力が向上するとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
私の足が遅いのは、どうしようもない体力不足によるものかもしれませんが、もしかしたらフォームの改善で何とかなる問題かもしれません。
この機械を導入することでメキメキ走力が上がるとしたら、素敵なことです。
『Rummetrix』効果検証シリーズスタート!!
購入しました!
というわけで、好奇心にあっさり負けて、購入しました! Runmetrix。
これで本当に走力が向上するのか、我が身をもって検証してみたいと思います。
検証の方針「やってみること」
こんな感じで、Runmetrixとモーションセンサーを使っていってみたいと思います。
- 週1回、5km以上のランを、モーションセンサーを付けて行うこと
- 基本的には、心拍数ゾーン*3 3~4で走ること
- 走る際は、Runmetrixにアドバイスされたフォーム改善を意識すること
- Runmetrixに提案された「からだづくりプログラム*4」の最低限1種目を、毎日行うこと
- 以上を3カ月行って、成果らしきものが出たか検証する
検証の方針「効果の定義」
効果が出るかを検証するためには、事前に仮説として「こうなったら効果が出たとみなす」という基準を定義しておかないといけません。
出たとこ勝負なところはあるので、そこまできっちりとした基準を示すことは難しいのですが、「この中のどれかが実現したら、効果が出たといっていいだろう」と考えていることを列挙しておきます。
- 心拍数ゾーン3~4で走った時のペースが、有意に向上したと言えそうな傾向が見えた*5
- 主観的に、ペースあたりの体への負担が楽になったと感じた
- 上記以外に、「検証開始時点では思いついていなかったが、向上とみなすに足る変化が観測できた
さて、なんか起きるでしょうか。
初回の結果
2021年12月11日に、初回のランをしてみました。
結果はこちら。
Runmetrixを使って、8km走ってきてみました。
— 今井士郎 (@shiroimai) 2021年12月11日
いつもの超スローペースでしたし、悲惨な点数を覚悟していたのですが、意外なことに市民ランナーで一般的だという60点台。
さて、ここから何らかの向上はみられるのでしょうか。 pic.twitter.com/CdrB3scLi6
フォームの点数:66点
1kmあたりペース:9分42秒
ペースはものすごく遅いので、フォームも「50点!」やら「40点!」やらで評価されるのを覚悟していました。
市民ランナーで60点台、アスリートになってくると70点台以上になる、という相場観らしいです。
だとすれば、いつまで経っても人並み以下のランナーとしては、大健闘です。
最後に
というわけで、ASICSのモーションセンサーと『Runmetrix』を導入した、という初回記事をお送りしました。
理想的には、週1か隔週くらいで、状況をお知らせしていきたいと考えています。
果たして、トレーニングは続けられるのか、次回のレポートをお送りできるのか。
ご期待ください。
(今井士郎)
*1:Huawei『Band 3 Pro』のGPS機能による。
*2:ゾーン3~4。参考: https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=1BuYR3HJlR2QSALSOag8C7
*3:参考: https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=1BuYR3HJlR2QSALSOag8C7
*4:ストレッチと筋トレが提案されるようです
*5:統計的アプローチは知らないので、結局のところは主観も混じりますが。